「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

国産材を生かすインテリアセミナーin京都

2018年03月06日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

3月3日ひな祭りの日に開催いたしましたインテリアセミナーのご報告です。

 

インテリアデザイナー 伊藤直子さんのお話

 伊藤先生は、海外にも何度も行かれていて、世界中の人が集まるような大きな規模の展示会で世界のトレンドを調査しお仕事に反映されているということでした。
最近の傾向としては、キッチンや水回りなどのシステムは最新のものを使って快適に
一方でインテリアの部分は古き良きものを生かし「懐かしさ」を感じさせるといったものがトレンドだそうです。 

 面白いなあと思ったのは、突板と無垢材の話でイギリスでは無垢材は庶民の材(例えばハイジの家の雰囲気で素朴な感じ)、貴族の家具は突板を使用したもの、といったイメージだそうです。
 無垢材でも色々ありますし、時代によってのトレンドもありますので値段というのは時代が作るということでしょうか。 

 実際の施工例では、一つは東京成城のマンションで北山杉磨き丸太とガラスの透ける素材を合わせた伊藤さんデザインのパーテーションをご紹介下さいました。
 こちらは新しい北山丸太の使用事例として当組合でも色々なところで紹介させて頂いています。

 

 

 もう一つの施工事例は、和室を茶室にするリフォームでした。成城のマンションの披露会でパーテーションに使われた北山丸太を見学され、是非ともこの木を使ってリフォームしたい、しかも施主様が大変お忙しい方で1日での施工を希望とのことでした。こちらは東京の超のつく高級マンションですが無垢材は一つとして使われていないとの事。(残念

結局、畳のサイズの変更によりできたほんのわずかな空きスペースに細めの磨丸太を1本たて、「踏込床」にされました。

磨丸太を立てた所から壁まではホンの10cm程ですが、丸太を立てる事で影ができて奥行きがとても感じられる空間に仕上がったとの事。

空いた場所は全部収納スペースを・・・と思いますが、実際はこのように収納スペースよりも大事な事ってあるんですね。

 なるほど、そういう事をインテリアデザイナーさんは考えられるのかぁと。
伊藤さんの話では何度も「影」という言葉が出てきました。影が出来ると奥行きが出るというのは、学校で絵を書くときなどに教わった記憶があります。なるほどなるほど・・・。 

伊藤さん曰く、自分は大手の企業に属しているのではないので、大々的な宣伝は出来ないが、人と人との出会いで「あの伊藤さんの言うことなら間違いない。」といってもらえるように仕事をしている、という類の事を何度もおっしゃっていました。

また、出逢った林業家が、エンドユーザーの声を聴く機会がないと聞いたので、特に木に詳しい訳ではないが、林業家と施主さんの間に立って橋渡しをするような仕事をしたいと思っているともおっしゃっていました。

若い世代にも、お客さんが来た時にちょっと泊まってもらう部屋にもなるフレキシブルな場所として、和室もまだまだ需要は見込めるのではないか、とも。確かにそうですね。なるほどなるほど。
私たち木材生産者はエンドユーザーの声を聞く事はとても少ないなあと改めて思いました。


株式会社グリーンマム 企画マネージャー 谷知大輔さんのお話

 谷知さんは木材コーディネートとして木材産地と都市部をつなぐの仕事をされており、生産者も使う方も笑顔になれるような仕組み作りを心掛けていると言われていました。

そして今の複雑な木材流通をカスタマイズし、一元管理を行うことで流通コストを抑える事が出来るとの事です。

また、木材のグレードを林野庁などがA材~D材と分けているが、より付加価値の高い商品開発や新たな木材利用の創造を行う事で、価値が低いとされるB、C、D材の利用に繋がると、話されていました。 

 まだまだ言葉は足りませんが、普段お聞きできない方々の話を聞くのはとても新鮮で脳が活性化するようでした。

 貴重なお話を有難うございました。

 


宇治茶カフェ「茶の木」さん内装ご紹介

2017年07月03日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

 

今日は京都マルイに6/30オープンした宇治茶カフェ「茶の木」さんの内装をご紹介します。

見えてきましたね。細い北山丸太(タルキ)で他との空間を柔らかく仕切ってあります。

まるで北山杉の林のようですね。

こちらパネルの枠材にも北山タルキが使われています。角材のすっきりした感じに細い丸太(タルキ)の柔らかさが加わり、とても良いアクセントに仕上がっています。

 

さて、このお店の見せどころの「カウンター」をご覧ください。

まず、カウンター上の釣り棚。そのステンレスに小丸太や面加工した磨き丸太をあしらい、とても温かみが感じられるつくりに仕上がっています。

カウンター板の鼻木には絞り丸太の木肌部分が付けられており、とても面白い表情の天板です。

そしてカウンター下には北山磨丸太を半割りにしてランダムにデザインされ、カウンターに変化をつけてあります。

こちらはレジの機械を北山杉の面皮板で囲い、

販売コーナーの商品展示にも綺麗な杢目の北山杉が一役担っていました。

こちらのカウンターにも人造絞丸太の模様が見えますね。

 こちら、お茶の木の鉢カバーは北山杉の「洛北」という壁材を使って福寿園の方が手作りされたものです。(お疲れ様でした

 このようにすべてが本物の、まさに「北山杉と宇治茶のコラボレーションカフェ」となっています。

そして 最後にお得情報です

こちらは「抹茶カプチーノと抹茶スフレグラッセ」

7月中限定でこちらのセットがお得な980円だそうです。お茶の香りが濃厚でとっても美味しい、明日の活力となりそうなメニューです

宇治茶カフェ「茶の木」様 開店おめでとうございます。

北山杉・北山丸太をお店のメインコンセプト材としてご使用頂きありがとうございました。お店のご繁栄を御祈念いたしております。


京都お茶の福寿園宇治茶カフェ「茶の木」in 京都マルイ

2017年06月30日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

 

さて、昨日京都お茶の福寿園さんが京都マルイ2階に宇治茶カフェ「茶の木」をオープンされました。

 こちらのお店は「森の京都」と「お茶の京都」が体感できる心安らぐカフェになっています。

 

オープンに際し、当組合理事長がオープニングセレモニーにお招きいただきました。

さすが福寿園さん、京都府副知事も列席され、テープカットが盛大に執り行われました。

とっても晴れがましい場所にお招き頂き緊張の面持ちでしたが、帰りはリラックスして理事長もこの笑顔。

素敵な北山杉の使用事例は次回ご報告いたします。


工務店さんのコラムに北山杉について掲載していただきました。

2017年05月25日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問有難うございます。

 

ゴールデンウィークにも感じましたが、本当に京都は観光都市になりましたね。

そこでお土産を見て回られるのですが。

写真集となると結構値のはるものが多いですが、ポストカードなら気軽に手に取ることができます。

お土産屋さんのポストカードコーナーには舞妓さん、祇園祭り、嵐山、神社仏閣・・・等など京都を代表する写真がずらり。

「北山杉、どこかな?」と探すも・・・空し。

PRがまだまだ足りない。。。

  

そんなちょっと落ち込む中で最近竹内工務店さんのコラムに北山杉について書いていただいているのを見て嬉しくなりました

そちらのホームページの施工事例にも北山杉を使用した例もいくつかありました。

  

北山丸太の使用事例を見ると、改めて北山杉の存在感、滑らかな美しさは独特だなぁとつくづく思います。美しく北山丸太が使われていると嬉しいものですね

 

 


北山丸太 IN 京都マルイ PART2  

2017年05月10日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 長い長いゴールデンウィークを皆さまどのようにお過ごしでしたか?本日もご訪問頂きありがとうございます。

さて、4月にブログでご紹介しました京都マルイの改修工事。その後も改修が続いていて、4月28日にリニューアルオープンのお披露目となりましたので、その後に北山丸太(北山杉)を使って完成されたところをご紹介いたします。

まず出入り口扉の取っ手。改修前は「都会的・スタイリッシュ」な感じでしたが。

北山杉の小丸太(タルキ)が取り付けられ、改修後は「天然素材で暖かい感じ」に生まれ変わりました。
この肌触り、とっても気持ちいいですよ

取っ手一つでも随分印象が違いますね。勉強になります。

 

そしてあれっ、こんなところに・・・

まさかの全部北山丸太のベンチです。

横から見るとこんな風になっています。背もたれ部分の凹凸は体にフィットするように考れられているそうです。

今回のリニューアルで京都マルイの1階は雑貨中心からスイーツなど食品関係中心の売り場に生まれ変わりました。

その店内は、北山丸太だけでなく木がたくさん使われていて、ホントにあたたかみのある店内に変わり、大変賑わっていました。 

京都マルイ1階店内でぜひこのベンチを探していただき、お買い物に疲れたら北山丸太のベンチで休憩してくださいね。

京都マルイさんのホームページにも北山丸太を使ったリニューアルの様子をご紹介頂きました。

そしてまだまだリニューアルは続くそうです。その続報はこのブログでご紹介させていただきますのでお楽しみに!

 


祇園の町家が木の香りいっぱいの素敵なゲストハウスにリニューアルしました。

2017年04月08日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

昨年秋より北山丸太や京都の木材を当組合より納材させていただき、この度、京都祇園に木の香りいっぱいのとても素敵なゲストハウスが完成しました。
 

このゲストハウスはもともと京町家だった建物をリノベーションされたもので、施工されたのはタクミ建設さん。
木材の施工と断熱に高い技術力のある工務店です。
外壁には焼杉が貼られ、この外観がとってもいい感じですね!
そして玄関の上の欄間も洒落た感じで素敵です 

磨き丸太を手斧ではつった玄関框を上がると・・

 

床、壁、階段にとてもきれいな無地のヒノキの板が使われ、階段柱には北山杉 天然出絞丸太がすっきりと収まっていました。

 

また、1階の和室は焼杉を貼った床の間が造られ、こちらにも北山天然出絞丸太が床柱に、床框に北山磨き丸太が使われています。

そして階段を上がり、2階の客室に入ると、こちらも素敵な木の2段ベッドが並んで造られていて、何だかとっても落ち着いて寝られそうです。

 

この部屋にある洗面・流し台も木製で、設計者のこだわりが感じられます。

 

そしてこちらのスペースも・・・ やはり木に囲まれて、とっても落ち着きますね

客室はもう1部屋あり、こちらも同じく木の2段ベッドです。何だか毎日このベッドで寝たくなりそうです(^^;

 

最後に玄関で写真をもう1枚。ほんとに地元京都の上質の木がふんだんに、そして高い施工技術で使われた素晴らしいゲストハウスです。 


こちらの施設の名称は「祇園八坂ゲストハウスSAYA」。間もなくオープンされるとの事です。
オープン情報は、このブログでお知らせさせていただきます。

京都にお越しの際には、祇園のまちなかで木の香りをふんだんに感じられるこちらの施設にお泊りになられてはいかがでしょうか。
 

 

 


北山丸太 IN 京都マルイ

2017年04月03日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

4月に入り、北山杉の里も日中はポカポカと、暖かな日差しが気持ち良く感じられるようになってきました。

さて、京都四条河原町にある京都マルイさんが、店舗をリニューアルをされるのに伴い、1階のあちらこちらで北山丸太をお使いいただけるとのお話を昨秋お聞きし、数回の打ち合わせを重ね、今回一部完成しましたので早速撮影させていただきにお店に行ってまいりました。

まず、目についたのが入口横にある、レジカウンター。
北山丸太の木肌が意匠として使われ、内側の照明と共に、天然出絞のやわらかな表情が浮かび上がるようにデザインされています。

職人さんの枝打ちはもちろん必要ですが、木肌の表情は天然のもの。
あえて凹凸に配列されて、何とも言えない奥深い味わいのある表情ですね。

そして天井に目を向けると案内のサインに、こちらは細い人造絞りの丸太があしらわれています。

こうして見ると、違和感なく、そして存在感がありますね。

さらに店内を歩くと、壁に京都市内のマップが大きく描かれており、その前にベンチとテーブルが・・
 

そうです。このベンチとテーブルの脚も、天然出絞模様の北山丸太です。

実際に腰掛けてみると、天然出絞の凹凸が妙に心地いい感じでした

そして、京都マップをよく見ると・・・

それぞれ観光スポットに北山丸太の輪切りが貼り付けてありました。ちなみにこの模様は人造絞りです

そしてこちらにも、ありました!

可愛らしい、北山丸太のパーテーション。こちらも天然出絞の模様に北山杉の小丸太(タルキ)が通っています。
 

今回、京都マルイさんのリニューアルは、今までとは違う、やわらかさ、そしてあたたかさをとても感じる事ができる店内に変わったように感じるのは、私だけでしょうか?

そして、まだこれからもリニューアルは続くとの事です。どんなお店に生まれ変わるのか、とても楽しみです。
四条河原町あたりにお出かけの際にはぜひ、京都マルイ1階の北山丸太が使われた店内をご覧ください(^^)

 


京都産材を使った泊まれるショールームとして

2017年03月16日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 当組合からたくさんの北山丸太がお嫁に行きますが、どのような施工をされたか見せて頂けるのはほんの一部です。

今回、ご縁を頂いたご紹介者様より、広く皆さんにご周知頂きたいとのことでここでご紹介いたします。

コンパクトコンドミニアム様式ゲストハウス 「villa法然院西」

 コンセプトは「京都で今日を暮らす」ように利用してもらう宿泊施設です。施主様はご両親から受け継いだ空き店舗をフルリノベーションされ、京町家とは棲み分けした和モダン洋室スタイルでゆっくり自由に京都を満喫できる別荘のような宿が完成しました。

  

京都の木材を使ったあたたかい雰囲気の部屋、使い勝手の良い最新のバス・レストルームを始め、キッチンや備品に於いても細やかな心配りをなされており、オーナー様の並々ならぬ熱意とセンスが感じられます。

 

京都で宿泊施設を探しておられる方、インテリアを学ばれている方、様々な本物の素材に触れたい方、建築の参考にされたい方。この機会に足を運ばれては如何でしょうか?
こちらは銀閣寺や哲学の道にも近く観光にも良いロケーションです。 

3月27日オープンに先駆けて3月22日と26日に見学会も催されます。

  ご予約・お問い合わせ

「villa法然院西」
〒606-8427 京都市左京区鹿ケ谷法然院西町20「市バス錦林車庫前」すぐ 【錦林車庫 東向かい側】   
Tel : 090-1026-0020
Mail : info@v-honen-in-nishi.com


バームクーヘンそっくりの北山杉オブジェ

2016年05月25日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

真夏のような暑さが一旦落ち着き、今日はしっとりとした空模様。そろそろ梅雨を迎える時期になってきましたね。

先日、洛北宝ヶ池近くにあるグランドプリンスホテル京都さんの地下プリンスホール前に、北山杉の天然出絞の模様と、密に詰まった年輪を活かしたオブジェを設置いただきました。

グランドプリンスホテル京都さんは今年開業30周年を迎えられ、この記念の年、約1,000名が収容できる地下の大宴会場前ホールを、京都の洛北・北山つながりの北山杉を使ってリニューアルしたいとお声掛けいただきました。
インテリアデザイナーの方に相談し、材料を調達。乾燥を十分に行って、木工職人さんに加工をお願いし、半年以上準備の末、ようやく完成いたしました。

天然の出絞り模様がある北山杉の木肌を磨いて輪切りにし中をくり抜き、絨毯のグリーンに合わせて内側を塗装、連結しました。

するとこの形、美味しくて見慣れたお菓子そっくりになりました。
皆さんもうおわかりですね。そうです。バームクーヘンです!
あれ?でも、もともとこちらが先で、バームクーヘンが木を輪切りにしたこの年輪を真似て作られたのでは? 

まあどちらが先でも良いのですが、とっても美味しそうで可愛らしい、バームクーヘンそっくりの北山杉オブジェが出来ました。 

実はこの形になった一つの理由は、ドーナツ型のホテル建物にマッチした形状からなんです。



こちらのホテル建物は、東京有楽町の日生劇場や、ちょうど今開催されている伊勢志摩サミットの会場となる志摩観光ホテルを設計した村野藤吾氏の設計によるもので、ドーナツ型の建物の中心部分には円形の庭園が造られています。



そしてオブジェ下部にも可愛らしい北山杉の短い小丸太(タルキ)を使って装飾させていただきました。



またこのオブジェ設置については京都市からも後援いただき、説明表示していただきました。
あっ、この表示材にも天然出絞り模様の北山杉が・・(^^)/

この北山杉のオブジェが今後多くの方に親しまれ、人々の心を和ませるスポットになればと願っております。


京都木材会館 完成!

2016年03月09日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

3月7日、京都木材会館の内覧会が行われ、見学に行って来ました。





この建物は京都木材協同組合の事務所の他、店舗、共同住宅からなる京都初の4階建て純木造建築です。
構造材には京都産木材を100%使用し、1、2階は柱芯材を杉材で、その周りを石膏ボードで囲んで燃え止まり効果をつくり、さらにその周りを杉材で覆った、木あらわしの耐火部材の柱を採用しています。



 

そして玄関ホールの階段には、2階天井まで北山丸太を使っていただきました。
細く長く真っ直ぐに伸びる北山杉の林をイメージしていただける京都らしい意匠となっています。
 

また2階の事務所や会議室、廊下だけでなく3、4階の賃貸住宅の床にもヒノキのフローリングが使われ、建具も木製にするなど、あちらこちらに京都の木を使ったこだわりが感じられる、そして木の香りいっぱいの建物に仕上がっていました。


会議室の入口両脇には、北山杉の小丸太を意匠として使っていただいていました。とても素敵な使い方ですね!

また正面玄関横のウィンドーにも北山杉の小丸太が林立されていましたよ。

この建物が京都の木材業界を代表する建物として、そして京都の木の良さをPRする場所として、多くの方々に注目され、目に留まりまた活用されることを願っております。



北山丸太 使用事例 「女性に優しいシェアオフィス」

2016年02月24日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 お久しぶりで御座います。

昨日2月23日の京都新聞 夕刊を見られた方はいらっしゃいますか?

 

 3月1日~京都市下京区の事務機器商社のウエダ本社(五条通堺町)にて、子供連れの女性経営者や従業員を受け入れるシェアオフィスが誕生するとの記事です。ウエダ本社が全額出資設立する運営会社(京都の女性起業家が立ち上げる)が、在宅勤務などの女性を対象に開放されるそうです。

 4月~女性の採用や昇進の機会拡大を図る女性活躍推進法が全面施行されますが、中小企業に託児所の運営は難しく、在宅勤務では孤独な子育てに陥りやすいため、このようなシェアオフィスを福利厚生メニューとして、企業に提案し、育児休業からの復職準備や時短勤務にあたる女性従業員に利用してもらうとの事。

 さてこのオフィスは、記事の写真の後ろに並ぶ北山丸太の柱で囲った会議スペースと事務スペースを備え、子供さんが遊べる床張りの広間も設けられています。
 

 ウエダ本社様がこのシェアオフィス空間を設置された際、当組合が北山丸太の納品に関わらせていただきましたが、北山丸太が放つ木の香りや手触りを多くの人に感じてもらい、気持ちよく過ごしていただけることを期待しています。特に子供さんが小さい頃から、本物の木に触れられるのはとても良い体験だと思います。

 このように、色々な場所で北山丸太を見ていただき、触れていただく機会が増えるのは、本当に嬉しいことです。これからも、北山丸太の使用事例も新旧問わず掲載していきたいと思います。

 

 


こんなところに北山丸太・・・

2015年12月08日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 皆さんは大宮交通公園ってご存知ですか?

ゴーカートなんかがあって子供さんが喜ぶ広い公園です。そこに、昔の市電が置いてありましたよね。

中に本が置いてあってさながら市電図書室でした。

 

その市電が「岡崎・市電コンシェルジュ」として生まれ変わりました

(場所は京都市美術館の西向かい、京都府立図書館の北隣の公園内にあります。)

 

        ↑ 外装の岡崎・市電コンシェルジュの看板は漆塗り ↓

なんでも京都岡崎に集積する文化・交流施設を案内する設備の一環だということ。四条通りの歩道も広くなり平安神宮の前も車が通れなくなり、知らない間にどんどん街が変わっていくので初めはビックリしますが、こうして歩行者にやさしい街に生まれ変わっていくのですね。ハード面と共に今度はソフト面が重要になってきます。さて、まずは外国語の習得にはげみましょうか・・・

オープン記念イベントが12月5日(土)にありました。

 

と、なぜ組合ブログでご紹介しているのかと言いますと・・・

この市電の内装に北山丸太が使われているからなのです

            ↓ ここに3本の「北山磨丸太」が使われています。          

 

                                                     ↑こちらの前框(かまち)は長尺の「北山磨丸太」

カウンター前框には「北山天然出絞丸太」 ↓   

 

市電の内装に北山丸太を使ってみようと思われた関係者の皆様、心より御礼申し上げます。

色々な場所で北山丸太がいかなるものか、現物を見て触って、歴史や生産工程を知ってもらって・・・

使って頂ければ幸いで御座います。北山杉を使って頂くと廻りまわって森林保全、環境保全に繋がっていきます 


「どんなもんかいな?」と思われた方、岡崎方面に行かれた際は是非とも市電にお立ち寄りくださいませ。周辺の観光地を教えてくださる京都検定1級のボランティアさんもおられます~。

詳しくはこちら

 

 

 


出来立てほかほかです。

2015年08月19日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

この度、北山丸太・北山杉のパンフレットをリニューアルしました

 京都市の施策により、公共建築や店舗、個人宅にも、京都産の木材を使われることが、徐々に増えてきており、京都を代表する木、北山杉・北山丸太の使用事例写真もふんだんに取り入れましたパンフレットとなっております。

こちらのパンフレットをご希望の方は、下記の資料請求ページよりお申込みいただければお送りさせていただきます。
どうぞよろしくお願いしま~す。

パンフレット(資料)請求はこちらから
  

 


北山杉の森 in 京都市動物園

2015年07月13日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 7月11日(土) 京都市動物園の正面エントランス棟が完成し、見学に行ってきました。

 ここが、二条通り岡崎道の交差点から動物園エントランスを見たところです。

 

そして京都市長を始め、大勢の関係者が出席し、また報道関係者も詰めかけオープニング式典が盛大に執り行われました。


 

 

こちらが正面エントランス棟内部にある学習・利便施設です。この図書館には動物図鑑から絵本まで、約7000冊の本が並んでいます。

この建物にも、京都市で育った木材 「みやこ杣木(そまぎ)」がふんだんに使われています。

そして1階通路横の壁には、京都北山の森の風景と動物のシルエット、そこにつるつるに磨かれた北山磨き丸太や天然出絞の丸太がお目見えしました。 

多くの方が来られる場所に、北山丸太を使っていただき、とても光栄です。
この丸太たち、みんなになでられてどんどんピカピカになっていくのでしょうね。

そしてその2階には、入園者以外でも利用できる、季節の野菜を使った料理が食べられるビュッフェレストランが入っていて・・・

こちらのレストランの磨き丸太使いも素敵ですね。北山丸太の円直で美しい木肌の特徴を生かし、客席のルーバーに使っていただいて、しっとりと落ち着いた空間づくりに一役を担っています。

 

動物園内からは、キリンを見下ろせる遊歩道を進んで行くと・・

 

今回完成した正面エントランス棟につながっています。

 

 

平成28年春の動物園リニューアル全面完成を目指して、園内はまだまだ整備中ですが、今年9月の「京都の森」オープンが楽しみです。

 


デイサービスセンター 北山杉いこいの家

2015年06月29日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 こちら北山杉の里はご多分にもれず、高齢化がすすんでおります。

小学校は小野郷地域も中川地域も休校になり寂しい事ですが、ニーズに合わせて今月新しい建物が建ちました。

デイサービスセンター 「北山杉いこいの家」 です。

 

場所は小野郷から大森方面へ行く道を少し入ったところ。

 

あまりご存じないかと思いますが、当組合は、京都市域産材供給協会の構成団体の一員です。

難しい名前ですが京都市域産材供給協会というのは、京都市の木を、公共建築や、一般消費者、工務店の皆様等に広く利用していただき、京都市域の4分の3を占める森林の保全につなげることを目指して京都市の委託を受けた団体です。
北山丸太をはじめ京都市の地域産材を「みやこ杣木(そまぎ)」と名付け地産表示をしています。

 

「北山杉いこいの家」は、その「みやこ杣木」を使っていただいており、早速見学に行かせていただきました。

北山杉に囲まれた広い敷地に平屋建てです。

 

玄関ホールに、北山杉の磨き丸太を使っていただきました。

 

 

丸太が入ると空間が丸みを帯びて、来所される方々を暖かくお迎えしてくれるようです。

そしてデッキスペースの床にも、「みやこ杣木」が使われています。

外にでてみると、廻りにさえぎるものがないので、風がよく通りとても気持ちがいいです。

 7月開所のデイサービスセンター「北山杉いこいの家」はご利用者だけでなく、地域の憩いの家として、みんなが気軽に集まれる拠点となるべく、社会福祉法人 七野会様が運営してくださることになりました。

北山丸太、そして「みやこ杣木」がデイサービスセンターの一角を飾ることができて光栄に思います。

改めてオープン、おめでとうございます