天気予報でも「全国的に今冬一の冷え込みになるでしょう」と言われた1月12日。
本当に寒い朝になりました。京都市内は積雪はほとんどないものの気温が低く、北山の里へ向かうにつれてあたりはsnow-whiteになって行きます。
二十四節気で言うと1月5日は小寒、1月20日が大寒。
ちょうど真ん中にあたる今日、昨年末から数えると3度目の雪が積もりました。
国道から生産組合へ入る道も、まだ陽が射さないので固く凍結していてガリゴリガリゴリ!
でも午前10時前にはすっかり青空。なんという美しさでしょう。
まだ気温が低いので北山杉に積もった雪は溶けず、青空とのコントラストが何とも言えず綺麗です。
こうしちゃいられない、生産組合を飛び出して杉坂・真弓へGO=3
橋の上は見事なアイス・バーン!車を降りて歩いてみるとツルツルに凍っています。
こんなに太陽が出ていても気温は-2℃と-1℃を行ったり来たり。寒っ…!
橋の欄干も雪化粧。雪の女王が天からふぅ~っと息を吹きかけたみたいに、北山の里全体がsnow-whiteの世界になってしまいました。
つららです。小さな頃はもっともっと大きなつららが軒下に出来て、われ先にと大きなつららを取っては手を真っ赤にしながらチャンバラごっこをしたものです。懐かしい...
…実は、こんな小さなつららでした。(^o^)
大森方面へも行ってみました。
皆さん大きなシャベルを持って雪かきをされています。やはり大森は平野も多く中川と比べると積雪量もかなり多いです。
大森のキャンプ場へも行ってみました。すっぽり雪に包まれた入口にはお馬さんが。
「寒いよぉ…」と言ってるみたいに見えますが...
女の子の「オペルちゃん」。道産子で冬はめっきり強いんだそうです。
近づくと鼻をふんふん近づけながら「何かちょうだいな。」一日2回の食事、朝ご飯は済んだところなのにもう餌入れはカラッポ。
とても気の優しいオペルちゃん、シーズン中は背中に鞍をつけてお客様を乗せますが楽しみはこの一日2回のご飯。
「またね。」と手を振るとヒヒィ~ンと嘶いてくれました。
帰り道。さらに陽が射して眩しい雪の白。今日の雪は少し重たそうに見えます。
この「重い雪」が曲者です。
さらさらの粉雪のような軽い雪ならば良いのですが、水分の多い重い雪はどっしりと圧し掛かり北山杉に大きな負担をかけます。そして木を倒してしまうほどの威力を持っているのです。
苗木や野菜などは、鹿や猪などの野生動物に対して網や柵を張るなどの対策が出来ますが、山はそういう訳にはいきません。
北山杉たちはこのような自然の脅威に晒されながらひたすら春を待ちます。
目に映る四季のうつろいは美しい一方で、厳しい現実と向き合っているものがあると言うことを忘れてはなりません。
まもなく大寒。暖房を入れたり、たくさん着こんだり出来ない北山杉のためにせめて「雪害がありませんように。」と祈りたいと思います。
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