先日はインドからのお客様をお迎えしましたが、今週はカナダの学生さん。全く国際色豊かな北山杉の里です。
生憎ぐずついたお天気でしたが、この時期は一雨ごとにビックリするほど新芽が成長します。
壮大なカナダとは比べ物にならないでしょうけれど、整然と立ち並ぶ美しい北山杉はどのように目に映るのかしら・・・と楽しみに待っていました。
予定の時刻より30分早く、バスは到着。
バスには「京都大学 ご一行様」。そうなんです。カナダからのお客様は京都大学の先生と交流のあるアルバータ大学の学生さん5名と先生1名。そして京都大学の学生さん2名と先生1名の9名ご一行様です。
日本の農林水産業を学ぶ学生さんたちが2週間の実地研修ということで京都に来られ、京都と言えば北山杉!と研修の場に選んでくださったのです。
アルバータ大学はカナダ・アルバータ州の州都、エドモントンにある州立総合大学(日本で言うと国立大学)で、世界でトップレベルを誇るナノテクノロジー研究所もこの大学内部にあります。
卒業生にはノーベル物理学賞を受賞したリチャード・エドワード・テイラー博士やカナダ国旗をデザインしたジョージ・スタンレー氏、その他首相や小説家など、著名人を輩出している、カナダ中部で最も優れた大学として知られています。
州都エドモントンは、活気に満ちたスポーツ、芸術の町と言われエドモントンバレー動物園やピラミッドの形をしたMuttart院など観光スポットも多く、動物好きの私は是非行ってみたいところです。
アルバータ大学はそんな町に流れるノースサスカチュワン川の南側にあります。
皆さん、丸太を手に取ってみたり人造絞りのサンプルをカメラに収めたり・・・
そして本日のメイン!こむき体験の特設会場f^^; 実は朝、雨が降っていたので急遽スタッフがえんやこらと設えた屋根です。
スタッフに教わったようにヘラをもって薄皮をこそぎ取ります。
先生も学生さんも真剣な表情。
こうなるともう夢中で、嬉々としてこむきを続ける学生さんに向かってアルバータ大学の準教授は日本の方ですけど「キミたち、サケを呑む小学生だね」ですって^^
つるっつるになった丸太を囲んで「ピース!」とってもいい笑顔です。
そして台杉の山を少し見たあとはテラスの傍でのランチタイム♪ カレーとピラフなのでスプーンを用意しておいたのですが、お箸を下さいと言われたのにはビックリ。
でも、こうして日本の文化に触れて歩み寄って下さる姿に嬉しくなりました。
この後、皆さんは美山へ。茅葺民家の並ぶ情景にどんな感想を持たれたでしょうか?
2週間の日本での研修が有意義になりますことを、そして北山杉の里の風景や丸太の感触が記憶に残りますことを願ってやみません。
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