ここ北山杉の里でも高齢化がすすんでいます。
最近では認知症という病気がよく取り沙汰されていますが、ここ中川学区でも同様で「~さん、よく散歩したはるなぁ」とか「~さん前は(服装に気を使って)綺麗にしたはったのに、ちょっと最近様子がちがうなぁ」とかそういう話を耳にすることが増えてきました。
しかしこちら中川学区は市街化調整区域のために新たに家を建てることができないので、ここに住んでいる人はほぼ顔見知りと言ってよいところです。
ですから、ちょっと誰かの様子が変わってこられたりすると人から人へと伝わっていくのです。
これは、受け止めかたによっては田舎の嫌なところになるのですが、ある面では良いところですね。
何か困っておられるようだと、誰かが声をかけ少し話をして、家に連れてさしあげたり、「家にいない、おかしい。」となると、近所に人が「さっきあそこにやはったえ。」と教えてくれたり。
人が少ないからこそ目に付き、ゆるーい安全の輪ができているようなものです。
今でこそ認知症サポーター講座など盛んに受ける機会も増え、社会的に「認知症の人も安心して暮らせる社会にしましょう」という方向性ですが、まさに中川学区では意識するまでもなく実践させています。
こういった良い田舎の面をもっと知ってもらって市街化調整区域の枠を取ってもらって、田舎の良い面を継承しながら、若い世帯も安心して子育てできる場所になれば良いのになぁと望んでいます。
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