3月7日、京都木材会館の内覧会が行われ、見学に行って来ました。
この建物は京都木材協同組合の事務所の他、店舗、共同住宅からなる京都初の4階建て純木造建築です。
構造材には京都産木材を100%使用し、1、2階は柱芯材を杉材で、その周りを石膏ボードで囲んで燃え止まり効果をつくり、さらにその周りを杉材で覆った、木あらわしの耐火部材の柱を採用しています。
そして玄関ホールの階段には、2階天井まで北山丸太を使っていただきました。
細く長く真っ直ぐに伸びる北山杉の林をイメージしていただける京都らしい意匠となっています。
また2階の事務所や会議室、廊下だけでなく3、4階の賃貸住宅の床にもヒノキのフローリングが使われ、建具も木製にするなど、あちらこちらに京都の木を使ったこだわりが感じられる、そして木の香りいっぱいの建物に仕上がっていました。
会議室の入口両脇には、北山杉の小丸太を意匠として使っていただいていました。とても素敵な使い方ですね!
また正面玄関横のウィンドーにも北山杉の小丸太が林立されていましたよ。
この建物が京都の木材業界を代表する建物として、そして京都の木の良さをPRする場所として、多くの方々に注目され、目に留まりまた活用されることを願っております。
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