我が木工体験コーナーは少し小高い丘の上にセッティングしました。
気持ちいいのですけれど雨が降ってきたら工作台を直撃、チョッピリはらはら心配な空模様です。
幸い広いスペースを頂いたのですけど、どこに何を置けば目立つかしら?お客様が動きやすい順路は?などを考えながら、コレはそっち、ソレはあっちなどと言いながら何とか形になりました。
ひらひらと風に舞うノボリ旗に北山杉、北山丸太のブランド文字が...あれ、どっかで見たことありますか?
そうです京都駅ナカのふるさと出会い市でも活躍してくれた我が北山杉の里の心強いパートナーであります。
体験コースは2種類。myお箸・ティシュBOXを入れる箱づくりです。
どちらも現金では受付できません。先ほどのチケット売り場にて木工券を購入していただき、木工券と引き換えに材料をお渡しするというシステム。
ところが、しばしば現金を出されるお客様がいらしたのでその都度「下で木工券を買ってきて下さい」と二度手間をおかけしました。
これは告知が足りなかったせいかも?と反省点です。
こちらも見覚えのある法被も色鮮やかに準備万端!
北山杉を使った小物。栞や花瓶敷き、クラフトなどをディスプレイして準備万端!
…っとそこへ、 門川京都市長がお見えになったではありませんか。北区長とお揃いで我らがコーナーを覗いて下さいました。
「ふむふむ、これを作るんやな。ええなぁ。」と言って下さいました。京都を愛し、オシャレな市長さまは羽織のお色も鮮やかに初夏の装いです。
こんな風に工作台を並べて準備万端なのに…インストラクター達(笑)は少々退屈そう。と思っていると・・・
受付には何やら人だかりが。「北山杉やて~」「ええやん、カッコいいやん」嬉しい言葉が飛び出します。
「チケット売り場で木工券買ってきて下さいね!」
ティッシュ箱ケースの材料は2枚の長めの板と底板、そして蓋になる部分です。
蓋にはティッシュの取り出し口があけてありますが、この長めの板を裁断して箱のサイドになる部分を作り、釘を打ちます。
ギコギコギコ。鋸を使うのは初めてかな?大丈夫、失敗しないようにちゃんと見ててくれますから。
こちらは何をしているのでしょう?特別な機械のようです。当日、大工さんが発表されたサービスなんです。
ジャジャ~ン!これはネーム入れの道具。名前を鉛筆で下書きしてお願いすると、ほら。こんなに立派なあなただけの箱が出来上がりました。
あんなちゃん、大きくなっても使い続けてくれたらいいな。だんだんいい色合いになって艶も出て一緒に成長してるみたいな感じがすると思うんだけど。
子どもも、女性も、年配の方も楽しみながら木工体験をされました。
こちらは檜の材料でmyお箸を作っているところです。お箸ほどの窪みに材料をあてがい、鉋をかけて丸みを出し最後はペーパーで手触りを良くします。
こんな小さな女の子もお兄さんの手を借りながら鉋をシュッシュッ。
チケット代が100円とお手軽なこともあって鉋の数が足りないほどの大人気でした。
ご自分の手に合う細さになるまで気長に鉋をかけます。
これがなかなか大変。刃の調整は大工さんはじめ我々が行いますが、小さな子どもさんの力では時間がかかります。
真剣な表情。頑張れ。
頑張れ、頑張れ。みるみるうちに綺麗なかつおぶしみたいに削りくずが積もって行きます。
3人ともお名前が「あ」で始まる、おしゃまさんGrils。全員、ティシュケースもお箸も作ってくれました。
もちろん、箱のサイドには「あ」で始まる文字が彫ってありますよ。
マルコメ3兄弟も奮闘中。あれれあと一人は?
男の子ばかりでママは大変かと思いますが「ケンカしてスネてるんですわ~」とクールな対応、喧嘩したり仲良くしたり。そうして成長して行くんですものね、将来が楽しみです。
ふれあいまつり終了時間ギリギリまで申し込みがあった木工体験。ティッシュケースは40個、お箸は66膳と大盛況でした。
気が付けば我々スタッフは立ちっぱなしで汗ビッショリ、お昼ごはんや水分は十分に摂れていない状況でしたが、お互いに一生懸命な時間を過ごしてお客様の笑顔や小さな子ども達の柔らかい手に触れることが出来て、疲れも忘れるほどでした。
こりゃぁ帰ってからのお風呂とビールがうんまいだろうなぁなんて思いながらお片付け。
お申込みをたくさんいただいたのに道具がなかなか空かなくて長時間お待ちいただいたお客さま、お疲れ様でした。
今頃ティシュケースはお家のどこかで鎮座ましましてるでしょうか?お箸の使い心地はいかがでしょうか?
そんなことを思うと少しでも多くの方々に北山杉に触れてもらったことが嬉しくて、もっともっと頑張ろう!と思うのでした。
そして木工体験コーナーにて終始、受付やお掃除を手伝っていただきました実行委員会のボランティアの方々に、心よりお礼申し上げます。
いよいよ最後は美味しい悔しい報告を。つづく♪
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