本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。
前回の続きで京都府林業大学校の皆さんが北山林業について実習された様子をご紹介します。
2回目の実習は枝打ち作業です。枝打ちは北山杉を育林する中で一番重要と言える作業です。
他の林業地と違う道具と使い、北山独自の方法で枝打ちを行います。
午前中は座学で北山杉の育林工程などをおさらいし、その後、枝打ちに使う鎌の研ぎ方実習を行いました。
この鎌を研ぐ事も、枝打ちをする上でとても大事な作業で、よく研がないと枝をきれいに打ち落とせません。
手を切らないように注意しながら、砥石を鎌の刃先に当てがって回すように研いでいきます。
みんな最初は恐々研いでいましたが、慣れてくるとシュッシュッといい音がしてきます。
そして昼食後、いよいよ実習地の山林へ行き実際に枝打ち開始です。
班に分かれて講師から打ち方の基本を習い、各自実際に枝打ちをしていただきました。
しかし最初からはうまく出来ず、ズルッと皮を剥いてしまったり(山主様ごめんなさい)枝が高く残ってしまったりと悪戦苦闘しながらの作業となりました。
それでも何本か枝打ちをするうちに慣れてきて、最初に比べてだんだんとうまく打てるようになってきました。
そして梯子の使い方も習い・・・
こんな風に梯子の上で足を使って体を支え、両手で作業も出来るようになりました。うーん、なかなか素質がありますね
今回の実習地は枝打ちが遅れている林分での作業でしたが、下の写真のビフォーアフターをご覧ください。
とてもスッキリと仕上がりました。
ビフォー
アフター
最後に講師からの講評を聞き、学生の皆さんに感想を話していただきました。
今回は基本を学ぶという事で、北山杉の枝打ち作業の奥深さまではわからなかったようですが、作業の重要さ、難しさを少しでも感じてもらえたのではないかと思います。
PS 山主様、皮を剥いてしまってすみません。未来の北山林業担い手のため広い心でご協力感謝いたします。
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