ラブが行く!

家族と自分自身のための、愛犬ラブの平凡な日々の記録
2代目ララとの日々

町のお医者さん

2011-06-01 11:23:37 | Weblog
(今日は人間の話しです。写真もありません。)



風邪ひきました~・・・

先週金曜日の昼ごろから、急に鼻水が止まらなくなり、だんだん熱っぽくなり、、、

39度も出ました^^;  熱、頭痛、鼻水、咳、と4拍子揃った風邪です。

とりあえず、市販の風邪薬でひたすた2日間を寝て過ごしました。

週が明けても、熱は37度台から下がらず、咳、鼻水もまだまだです。

気温も低めなのが辛い、、、

今日は熱を測るの止めとこうかな~・・^^;



最近、というか、いつ頃からか確かな記憶がないのだけど、風邪でかかりつけの内科クリニックに行っても、抗生剤を処方してくれなくなりました。
このお医者さんのところは、行き始めてもう20年くらいになりますが、たしか10年くらい前までは風邪だとまず抗生剤を処方してくれました。
今でもそういう町のお医者さん、多いとも思います。

”風邪に抗生剤が有効ということは立証されていない”

ってのが理由だったと思います。

一時、あらゆる抗生剤が効かない耐菌性の菌が次々と発見され問題になりました。

あれ以降ですかね、、、厚生省が見直したのでしょうか。

実際私の父も、これで命を落としました。

たった4時間で済む簡単な手術で、手術もうまくいったのに、大学病院ははっきりとは言いませんでしたが、おそらくその時期にその大学病院で問題になった「緑のう菌」だったと思われます。
あらゆる抗生物質が効かない、と説明されました。

食べ物も、肉などは私たちの口に入る前の状態の、鶏やら豚やら牛の飼料に大量の抗生剤が入っているそうですし、養殖の魚も同じです。

だから、自分で知らないうちに体内に取り込んではいるのですよね。


でもね~、、確かに抗生剤処方してもらえたら、風邪の回復も早い気がするのは私だけ?・・・




町のお医者さんついでに、、、

血圧が高めで、降圧剤を飲んでも下がらない、、、

そういう人もいるようですが、ごく稀ですが、腎臓に腫瘍(良性ですが)がある場合もあるんですって。

私はほんの少し血圧高めなのですが、2年ほど前でしたか、このかかりつけ医に「念のため腎臓の検査を。簡単な尿検査でわかるので。」と勧められ、検査しました。
腎臓に異常はなかったのですが、このクリニックでも腫瘍が見つかった人がいたようです。

その後、NHKの「ためしてガッテン!」でこの病気のこと、特集してました。


お医者さんも、常に最新の医学を勉強してもらいたいですね。(てか、当然の義務ですよね)

そういった意味ではこの先生は常に勉強していらっしゃる、という感じが伝わってきます。

血圧の薬の処方でも、今の第一選択薬はこの系統のこれ、これで効かない場合は別の系統の薬と組み合わせます、、というふうに、素人でもわかるよう図なども使って説明してくれます。
(今の時代は当然といえば当然なインフォームド・コンセントですね)



母が突然死してからもうすぐ1年半になります。

背中の強い痛みを訴えて、近所のかかりつけ医に行きました。

(ほんとはこの時点で救急車でした)

背中の強い痛み、私のような素人でもとりあえず心臓を疑います。

この医者(あえて「さん」は付けません!)、心電図は撮ったようです。

心電図、異常なし。  顔色も相当悪かったようです。

数日前から胃の調子も良くなかったようで、この痛みは胃からくるものと診断され、5~6種類もの胃薬を渡されて帰宅。
そのわずか1~2時間後に亡くなりました。

家族が気付いて救急車を呼んだ時は、すでに心肺停止の状態でした。

病院に運ばれ、一応の蘇生が試みられ、死亡が確認され、無言の帰宅をした直後に、この医者が自宅にやって来ました。


何と言ったと思いますか?!



「死亡診断書を見せてくれ」―― ですよ!



自宅でほぼ死亡ですから、当然、刑事が来ました。

この医者のところにも行ったのも当然です。

自分に不都合な記載がないかを確認するために来たのですよ!

その時、私は怒りをなんとかおさえましたが、今思い出してもハラワタが煮えくりかえります。

あなたの診療所で救急車を呼んでくれていたら!・・・


母のは「死亡診断書」ではなく、「死体検案書」でした。(以前、生命保険会社の事務の仕事をしていたので、これらの書類は日常的に目にしていましたし、違いも知っていました。)

死因は「不明」です。

備考欄に「救急隊の話しより、心室細動の可能性あり」と記載されていました。

東京23区以外の地域では、予算の関係で、よほど不審な点がない限り死体解剖はされないそうです。

もちろん、私も解剖なんて望まない。

でも、死因が不明なんて、、、

どうしても納得できない。母の死を受け入れられない。

適切なことができたなら、母の命はまだあったのだろうか。



自分のかかりつけの先生に母の症状を話して、考えられる原因をお聞きしました。

まず、背中の強い痛みは3つの病気が考えられる。

心筋梗塞、心臓大動脈瘤解離、肺梗塞(いわゆるエコノミー症候群)の3つ。

心電図で異常がなかったなら心筋梗塞ではない。あと、考えられるのは2つ。

どちらにしても一刻を争うので、大きな病院に至急搬送、とのことでした。

そしてこれらの病気はCT検査で判明するそうです。

心室細動の可能性はない、とのことでした。この病気は背中が痛いなんて言ってるヒマないんだそうです。


――分かりやすいでしょう。素人の私でもよく理解できましたもの。

病名は2つのうちのどちらかだったのです。(単なるカンですが、心臓だったと思うのです。)

知人の甥の方が救急隊の仕事をしていらっしゃるという人も、この甥ごさんに聞いたら、救急で最初にしっかりたたきこまれるのが、一刻を争うこれらの病気だそうです。
だから、症状もよく知っていたそうです。

大学卒業時からろくすっぽ新しい勉強をしないで何十年も「医者」の冠を被ったヤツよりもずっと新しい知識を持っている。




――――町のお医者さん、で書き始めたら、なんかこんなところにまできてしまいました。


私は医学の素人ですし、上記のことはあくまで自分の独断であり、考えですので、正しい医学知識は信頼できる専門のお医者様にご確認くださいね。
母の時のことも1年半という時間とともに、記憶に誤りがあるかもしれませんので。

母とは離れていましたから、私が連絡を受けて駆け付けた時はすでに亡くなっていました。

もうちょっと近くにいたら、、、と思うこともありましたが、仕方ありません。

些細なことで救急車を呼ぶ人が多いなか、「これぐらいのことで救急車を呼ぶのは申し訳ないから」と言っていたそうです。

これぐらいのこと、って・・・・・我慢強い昭和一けた生まれでした。


仮に、救急車で大学病院に搬送され、正しい診断と適切な処置が行われても、この病気の生存率は3割以下というのを何かで目にしました。でも、10人のうち2~3人は助かっているってことですよね。

実際、お話をお聞きした先生のところから緊急で大きな病院へ搬送した患者さんでも、その後もう7年も生きている人もいる、という話も聞きました。

やっぱり悔いが残ります。

これが持って生まれた寿命と思わなければ、前には進めませんでした。




――――これは母の最期の時のことを、時間の流れとともに薄れていく記憶を正確に残しておこうと思い書きました。自分のためにです。