ラブが行く!

家族と自分自身のための、愛犬ラブの平凡な日々の記録
2代目ララとの日々

12月15日

2019-12-15 14:00:00 | Weblog
今年も母の命日がやってきました。

10年もの時間が過ぎました。

10年前の葬儀の後で実家で見つけた一枚のセピア色の写真。



人生でたった一度だけの両親と3人での旅行です。

大学3年生の時でしょうか。

弟が入学した京都大学をどうしても一度訪れてみたい、との両親の希望で

私が同伴することにしたのです。

埼玉の田舎から東京駅まで2時間、そこから新幹線の長旅。

私の記憶は清水寺と京大の古い建物、それしか残っていませんが、

弟の話だと、時間がないので貸切タクシーであちこち回ったようです。

宿泊地も記憶にない。。

そして、この写真、いったい何処なのでしょうね。。。

この一枚だけが、何かの間からポロッと出てきました。



母が亡くなる2ヶ月程前に実家に行った時、母は喜寿を迎えたところでした。

そして、その記念に京都に行きたいと言いました。

近場の日帰りバス旅はわりと頻繁に一人でも行ってたようですが、

さすがに京都に一人で行く勇気はなかったのでしょう。

連れて行ってほしい感じでした。

翌年の春休みになれば、ラブを息子に預けて

母を京都に連れて行けるかな~と思い、

来春行こう!と私は答えました。

・・・

ほら、、、後回しにするから、、

母の最後の希望を叶えてやれなかった、

そして、その後悔がずっと私を苦しめました。




命日には、これをそっと出して、

一人静かに母を偲びます。