昆虫の観察ブログ

このブログでは、見つけた昆虫の観察記録を投稿していきます。

ルリタテハの幼虫が蛹になりました!【蛹化の瞬間を載せます】

2023-11-05 15:15:09 | ルリタテハ
 
 
 
先日保護したルリタテハの幼虫になりました!
その様子を載せたいと思います

 
●動画:ルリタテハの蛹化
 
●動画:ルリタテハの蛹化(早送り2倍速)
 
 
 
 11月2日:前蛹→蛹へ  

16:25
「体が少し黒ずんで」心配していた前蛹。
 
23:56
採集して7時間半後には脱皮が終わり、蛹になる動きをしていました!
 
体を回しながら…
 


側の脱け殻を、追いやっているように見えました。

脱け殻がポロリと落ちました。
 


脱け殻がなくなっても、変わらず体を回すような動きをしていました(*_*)

 
 
 
 11月3日:幼虫1→前蛹→蛹へ 

11月2日 16時6分 「前蛹」になった子。
 
11月3日 11時17分 蛹になる動き」が始まりました!
(前蛹から約19時間後)
今回初で、脱皮から観察することができました✨!
蛹化の直前は、やや体が直線になり頭からお尻に向けトゲが痙攣する動きが見られました。


トゲつきの皮が割れ蛹の頭が見え始めました💡



トゲつきの皮が、どんどんお尻側へ送り込まれていきました。
脱皮の様子は「テントウムシ幼虫の蛹化」を連想させました💡
 
脱皮後、蛹はクルクルと回転を始めました。


側の脱け殻を飛ばし、


しばらく回り続けていました。
ここまで、所要時間10分程かかりました。
(動画は上に載せました)
 
 
 
 
 11月4日:幼虫2→前蛹→蛹へ 

11月3日 21時頃
幼虫が飼育ケースの天井で前蛹になっていました(=o=;)
これじゃ観察しにくいじゃん(謀ったか…!?)
 
前蛹になって約19時間半後…💦
4日16時34分に、蛹になる動きが始まりました!
 
この日は背面からの角度で見ることができました。
日が陰った室内からは、蛹は渋めの金色に見えました✨
 
脱け殻から尻尾を出し始めました。
 
そして…尻尾を天井に付着させつつ、
 
側の脱け殻を追いやるような、動きを始めました。
 
クルクルと回り続け…側の脱け殻を落としました。
(動画は上に載せました)
 
蛹になった直後です。
表面は艶やかでプルプルして見えます✨
 
 
 
 
 11月4日:蛹の変化(4匹)  
 
 
 蛹1   
1番目に採集した蛹
こちらは、7日経ったものの変化は見られませんでした。
お尻に薄っすらと縞模様が現れたようにも見えますが…。
 
 
 蛹2    
前蛹で見つけ蛹になった子
2日後には、胸元に白いラメのような輝きが見られました✨
横から見ると、枯れ葉のように見えます💡
 
 
 蛹3    
こちらは元幼虫で、11月3日に蛹になった子
翌日、まだ胸元に白いラメは現れず。
 
 
 蛹4    
こちらも元幼虫で、11月4日の16時半頃に蛹になった子
約6時間後、艶やかだった体がマットに。
 
 
 
今後も観察を続けていきます🔍
 
 
 

●ルリタテハの記事

ルリタテハ 蛹と幼虫を保護しました【蛹の吊るし方も記載】

2023-11-02 14:46:27 | ルリタテハ
 
 
 
ルリタテハ幼虫を保護しました
その経緯について載せたいと思います

 
 
 10月10日 
ルリタテハの幼虫を見つけました!
庭の百合の葉っぱに、8匹いました。
ここで生まれ育った兄弟かもしれません💡
 
 
1匹は脱皮したてでしょうか?
側には毛むくじゃらの衣服が脱ぎ捨ててありました。
幼虫は、細かい黄色のトゲで覆われています。
一見すると、毒ガの幼虫にも見えますね!?
 
 

誤って家族に処分されないように、急いで看板を作りました😓💦
※念のため、無毒のメッセージも書きました。
(鳥や他の昆虫からは この姿で身を守れるものの、人間からはドクガと間違えられて処分される危険性もありますね😵
幼虫の大きな賭けです)
 
 
 
 
 10月17日 

あれから1週間たちました。
4~5センチ程まで成長し、独特の模様が現れてきました💡
終齢幼虫かもしれません。
 
 
 
 
 10月25日 
さらに9日後
1匹の終齢幼虫が「し」の形になり、静止していました。
そろそろ蛹化が近いのでしょうか(*_*)
 
 
百合の葉っぱには、たくさんのフンが(^^)
 

地面にも。
食欲旺盛ですね!数を数えると8匹。無事成長しているようです(^ー^)
 
 
 
 
 10月27日 

19:42
「し」になって2日後
15時過ぎに確認したときは変化なしでしたが、夜に様子を見に行くと蛹になっていました!
暗がりでライトを当てながらの撮影です^^;
蛹になる瞬間をこの目で見たかった(;>_<;)
 
 

側には脱ぎ捨てたと思われる、白い毛むくじゃらの物体が落ちてました💡
 
 
 
 
 10月28日:保護(蛹) 
翌日、お昼前に蛹の様子を見に行くと…
何と、蛹に小アリ2匹がついていました😐
もしかして襲われているのかも💦
人によっては自然の摂理と、そのままにしておく人もいるようですが…
私は割り切れず、急いで葉っぱをカットして羽化まで観察を兼ねて保護することにしました。
「ルリタテハの観察は初」になります。
 
 
さて…葉っぱごと採ってきたものの、どうすべきか…🌿
 
 
紙を円錐形にして蛹を入れる方法もあるようですが、蛹の一部が隠れ全体を観察できなくなり、何よりも蛹が葉っぱにへばりついているため外すのも躊躇ってしまう…。
 
 
色々悩み……………
 
 
大きな角串に葉っぱをヒモで結びつけて水槽につるす事にしました💡
【準備したもの】
水槽ほか
●つづりヒモ
●角串40センチ
●剪定バサミ
 
 
角串の尖った部分を、剪定バサミでカット✂️
 
 
そして水槽の縁にある凹部分に、はめ込みました。
(水槽がない場合、飼育ケースの縁に割りばしを置きテープで止めてもいいかもしれません)
 
 

蛹に当たらないよう注意して葉っぱを角串に巻きつけ、つづりヒモで結びつけました。
 
 
蛹の様子です。
2つの角が「猫の耳」みたい(*^^)
 
 

横から見た感じです。
初めて見たので、ワクワクしました!
 
 


観察後は、このように上から不織布をかぶせてテープで止めました。
情報によると、蛹〜羽化までの期間は10日前後らしいです💡
 
 
 
 
 11月2日:保護(幼虫) 
庭にいるルリタテハの幼虫たちの様子を見に行くと、昨日までいた7匹が4匹に減っていました!?
もしかすると…一気に3匹、鳥に食べられたのかもしれません。
この勢いだと全滅してしまう恐れも…。
そこで、ほかの幼虫たちも保護して羽化まで観察することにしました。
 
 
4匹の幼虫、無事 蛹になってくれるでしょうか
 
 
ちなみに…
先日保護した蛹は、胸元に白いラメのようなものが現れました✨
 
 
 
 
 11月2日:さらに1匹保護(幼虫) 
鳥に食べられたと諦めていた3匹のうち、1匹が見つかりました!
幼虫たちがいた百合の隣にあるシュウカイドウの茂みに「J」の形で付着し、前蛹になっていました。
しかし「寄生蜂」と思われる2ミリ程の小さな昆虫も側にいました。
こちらも保護を兼ねて、飼育することにしました。
 
 

すでに寄生蜂に卵を産みつけられている可能性も考え、他の4匹に影響がないよう別のケースに入れることに。
 

少し体が黒ずんで見えますが…😰
大丈夫でしょうか…。
不安ですが様子を見守っていきます🙏🏻
 
 
 

●ルリタテハの記事

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ヤリグモの卵嚢(らんのう)を見つけました!

2023-09-29 18:38:12 | クモ
 
 
 
8月13日
ヤリグモ卵嚢(らんのう)を見つけました!

植物の水やりのためジョウロを見ると、小さなクモの赤ちゃんがたくさんいました!
 
 
光で照らしてみました。卵嚢の形から「ヤリグモ」でしょうか?
 
 

下ではお母さんグモと思われるクモが、子供たちを守っているように見えました。
 
 
 
とりあえず、傷つけないよう
ジョウロはそのままにしておきました(^^)/✨




保護したテントウムシの蛹が羽化

2023-06-10 13:22:33 | テントウムシ
 
 
 
保護したテントウムシの蛹羽化しました

 
 6月9日 
17:19
夕方、庭で採集したテントウムシの蛹
 

20:54
夜には、早くも前胸が黒くなっていました。
 
 
 
 6月10日 


3:33
前胸が黒くなり、約6時間半後…。ゆっくりと直立する動きが見られました。
情報にある「前胸が黒くなり5時間前後の羽化」を1時間半も過ぎる羽化となりました…😵



3:40〜3:51
動画撮影をするため、早めにセッティングして待ち構えていましたが…
肝心の羽化直後に、スマホの温度上昇のため一部カメラ機能が使えなくなり(なんてこった…泣)
今回は写真撮影しました。


4:17
鳥のさえずりが聞こえ始めた頃、テントウムシの羽が伸び始めました。
 


翌朝、漆黒のナミテントウになっていました


活動的になる明日以降、元いたムクゲに帰します😊
 
 
 


テントウムシの蛹を採るときの注意【羽化失敗のリスク】

2023-06-09 19:37:26 | テントウムシ
 
 
 
テントウムシの蛹採るときの注意
また羽化失敗のリスクについて書きたいと思います

 
 
【テントウムシの蛹を採集】
庭木が生い茂り、家族が剪定作業を始めました。
ムクゲにはナミテントウの蛹が付いており、剪定され処分される前に一時保護する事にしました。
蛹がついた葉を採集し、飼育ケースに入れ部屋で様子を見ました。
 
 
【羽化まで観察】
翌朝2匹羽化していましたが、うち1匹の成虫予想外の痛々しい姿になっていました…!?
 
 
 
片側の羽が、付け根からめくれていました!?
動き回る事はできても、これでは飛ぶ事はできません😨…。
 
 
羽化の瞬間は見ませんでしたが、考えられる原因として…
蛹のついた葉が乾燥して大きく内側にめくれ、これが障害となり羽化に失敗したのでは?と思いました…。
 
 
テントウムシの蛹を採るときは、葉から採集せず、乾燥防止に植物10センチ前後は確保した方が良いかもしれません。

再び ムクゲに蛹を見つけましたが、失敗から学び「気持ち長めにカット」しました。
 
そして、下端を濡れたコットンで包みました。
 

マタタビの葉についていた蛹も、同じように保湿しました。
 

羽化まで見守っていきます✨