当店在庫車の2003年BMW318ツーリングですが
バッテリーあがりをおこしたのでバッテリーを充電してエンジンをかけておくと
いつの間にかエンジンがとまっています??
ガス欠?ガソリン残量はあります。
またエンジンをかけて車内に乗り込み観察。
しばらくするとメーター内の警告灯(ABS・ESP・ミッション警告灯など)が点灯し始めて
またエンジンがとまってしまいます。
再度エンジンをかけて電圧を計ってみると9V位しかありません。
このエンジンはオルタネーターの上にオイルエレメントのケースがあり
そこから漏れたオイルがオルタネーターにかかってしまっています。
この状態ではよくわかりませんが・・・
オルタネーター外すと周りはオイルが貯まっています。
外したオルタネーターです。
外したエレメントケースです。
エレメントに付いているオイルクーラーも外して両方のガスケットを交換します。
ダイナモ(低走行の中古がみつかったので今回は中古を使用しました)も交換して
走行テスト。
エアコンなどなるべく車の電力をMAX使用して試運転のうえ電圧を計ってみます。
問題なさそうですね!
なおこの車は150Aのオルタネーターを使用していましたが
同年式、同エンジンの車でも120A・140Aなど使用しているオルタネーターが違うようなので
交換する際は現車から部品を外してアンペア数を確認したほうがよさそうです。
それにしてもこのあたりの年式のBMWはオルタネーターやユニット類の不具合が原因で
メーター内の警告灯が点灯して、まったく見当違いな修理をされてお困りのユーザー様が
多いです。
以前E39でATミッションが変速しないというトラブルでミッションを乗せ換えるかどうか
というご相談を受けました。
診断機にかけてもトラブルコードを呼び出せません。
その際もオルタネーターを疑いましたが調べた結果ABSのユニット不良が原因だった
ことがありました。
なるべくディーラーなど1ヶ所だけでなく複数の整備工場さんで診断や見積もりをされた方が
よいかと思います。