so far, not so bad

"unselfconsciousness"

城跡の光の祭@福岡城跡

2018-01-05 23:50:27 | 旅行
結論から書くと、ホームページを開けると見られる映像がほぼ全てだといっていい。

チームラボが福岡で開催している、『城跡の光の祭』と題したデジタルアート。
プロジェクションマッピングの感じを期待して行った自分も悪かったかもしれないが、なんとなく物足りなさを感じたのはなぜだろうか。

ぽよんぽよんと音も鳴りつつ、様々な色に変わる大きな卵のような物体。


夜景も含めて天守台から眺めた卵群。


城壁跡に映し出された巨大なデジタルアート。(これは多分ライオン。)


間近にそびえる石垣にカラフルで巨大なゾウやライオン、ワシなどの動物や鳥が映し出されて動いていくのには圧倒された。そしてそれに近づくと、破裂した水風船のスローモーションのように、鳴き声等と共に四方八方に色がはじけ飛んでいくのもなかなかに見ものだった。ここは見るべき。

ただ、
この他に、墨で書かれた書のようなものが流れるように映し出される所もあるが、夜の石垣が背景なので凹凸なのか字なのか区別しづらく分かりにくい。
そもそも城址なので足元が悪い。それを誘導ライトもないまま歩かせるには無理がある。実際、若者でも何度も躓いていたし、そこそこの年齢の女性を誘ってみたが、転ぶのが怖いから行かないと断られたのも事実だ。
また、色とりどりの球体はかなりの量で、天守台から見ると夜景が広がっているようできれいだった。(赤くなった時は「王蟲が怒っている」って言われてるだろうな、なんて余計な事を考えたけど。)
でも、逆に言うとそれは夜景で良くて、1000円払って天守台まで登って夜景をみるのか、と思うと、西公園や油山辺りに行けば事足りるかと思わなくもない。
球体の中を歩く時も同じで、おおと思うのだけれど、多すぎて隅々まで歩いて回ろうとせず、何枚か写真を撮ったら、どっちが順路だっけ、と、そこで終了となってしまうのだ。


他人の考えたコスパの尺度でものを見るのは個人的には余り好きでは無く、人それぞれの受け取り方があり、また、結果的につまらなかったとしてもそれは結果であって、体験する事は大切だと思っている。1000円の入場料と秤にかける前に、この体験をしたいと思うかどうかという気持ちと秤にかけてみる事をお勧めする。

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