凶弾に倒れたジャーナリスト

ヴェロニカ・ゲリン - goo 映画
2003年の映画です。レンタルで見ました。
　
　最初に映し出される、麻薬に侵された子供達、道路に散乱する注射器
その注射器を拾って麻薬ごっこをする幼子の姿―
一人の息子を持つ親として、彼女にとって彼らは決して
目を塞いで通り過ぎる訳にはいかない存在でしょう。
　
　アイルランドは最悪の麻薬常習者数を数え、取り締まる法律もなく
巨万の富を得た麻薬王達がのさばっていました。
新聞記者のヴェロニカ・ゲリンが立ち向かったのはそんな危険な取材
何度も脅迫され、暴力を受け、それでも悪は悪だと世論を動かします。
　
　ケイト・ブランシェット主演。綺麗な彼女がぼこぼこです。
彼女を支える家族の愛が、裏社会を映し出す汚い現実のなかで
一滴の綺麗な水滴のように小さく輝いてみえました。
　
　自らの命をもって、社会に変革をもたらしたヴェロニカ・ゲリン
たった一人の発した言葉がこれほど力があるのかと
勇気ある女性の姿に感動しました。

１９４４年、おもひでの洋画

知り合いのおばあさまから頼まれて、調べ物をしました。
彼女がちょっと悲しい事があり、映画館に入って、何度も見続けた
「再会」という洋画が、今になって無性に思い出されるというのです。
タイトル以外情報がないままに、検索してみると
１９４４年にアメリカで制作されていました。
映画のポスターなどの画像は見つからず、ストーリーと俳優さんの
当時の写真を探して印刷して見せると、確かにその映画だったそう。
当時女学校の生徒さんだった彼女の思い出の映画。
でも、ビデオも出ているかわかりませんでした。
原題「Together　Again」
Irene Dunne（写真）　Charles Boyer出演。日本公開は1947年
見れないと思うと余計に見たいですね・・・