===paradiso trattoria===

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壊れるときは

2010-03-09 | タム make
昨日の窯は大変でしたー
先日の窯で温度計がおかしな表示になってしまい粘土やさんでみてもらったわけですが
温度をはかる道具は3つのパーツから成り立っておりどこがおかしいのか調べるために
今回は窯焚き中に何度かその3つのパーツを入れ替える作業をしていたんです。。

まずは熱電対。写真の白い棒で、高温1600度まで測れる仕様になっています
中に二種類の金属がつないであり、温度変化による膨張具合で温度がわかります
これが狂うと普通は温度が低く表示されるそうなので、大丈夫そう・・・

つぎに温度計。うちのはデジタルで「1240」とか数字ででます。壊れると「----」とか
線がはずれてたりだと「UUUUU」となります。数字がでていると大丈夫らしい
が、中のセンサー?が狂うこともあるらしいので不安~

そして上の二個をつなぐのが補償導線。熱電対の金属と電荷が近い金属のコードで
これを長くする事で、遠くに温度計をおけるようになります。
導線が一番あやしいとにらみつついざ点火っ!

■600度付近。それぞれ組み合わせを変えて測定。まだ似た様な値。

■1100度付近。ん?うちのでは1150度だけど粘土やさんのは1100度
 すでに50度もちがう~

■1200度を越えたあたりからうちのが暴走!バーナーには触れてないのに
 あっというまに1250度(もう一つはまだ1160度)

■やばい。ありえない。1300度になったかと思ったら「LLLLL」??
 見た事ない表示でましたー(こっちは1200度)

というわけで、導線を交換した時におかしな表示になることが判明。
粘土やさんに借りてきた補償導線をうちのにつけて最後ねらしにはいりました。
しかしいつもの温度じゃないので止め時がわからない。
なのでいれておいた色見で確認・・・ん?火バサミどこいった??

・・・肝心な時に肝心な物が見つかりません!!ピーンチ!!
このへんですでに夜中。頭も働かないし火バサミも見つからず(まさか雪の下?)

探して出てきた小さいBBQ用の火バサミで無理やり火の中から色見を・・・
短すぎて、純綿の軍手一瞬で燃え上がりました~ぼっ!って・・・orz
とりあえずなんとか取り出した色見。よし溶けてる!
というわけで、一人で大騒ぎしながらの窯焚きとなりました



今朝電話くださったTさん。いつもはこんなにお寝坊さんじゃないですよ(汗