猫族よ
いつも腹ペコの顔をして
早朝ドアを ノックする
ベランダのガラス戸の前に
7匹 横一列に並んで
私に朝の挨拶をする
ベランダを開けると
嬉しそうな表情 でも
ひと通り食すると
後ろ振り返らず
町内の見回りに出かける
猫族よ
夕刻に 再度やって来て
食すると また
夜の町へと 7匹
揃って出かけてゆく
町の広場に集まって
巷の情報交換 するのだろうか
いつも食しに行く家の
これが美味しい あれが美味しい
そんな世間話で盛り上がるのだろうか
ノラ猫に魅入ったおじさんの
猫族から頂く 元気印
詩*ラパン・しょーじ