☆あまり良い話ではないので残すか悩んでいました;
昨年の春、3月くらいです。
「絵画」を習うかも。と書いているはずです、、。
先生の名前は「細田先生」というのですが、、
画家としてはどういう名前だったかは知りません。
細田が雅号だったのかもしれませんが、、。
昨年の初春、誘われてその先生の教室にお邪魔しました。
もうお年の先生で、人柄も良くて無口で、
画家らしい方でした。
でした。と書くとわかると思いますが、昨年亡くなられました。
私がお会いした時は、元気というか普通でした。
奥様と一緒でないと外出できないんですが、という事でしたが、、
部屋を歩いて回って一人ひとりを見てくれました。
私はというと、絵画(水彩画)なんてやって事がなく。
見学というか、ひやかしというか、知り合いの誘いに乗っただけで、
その時は秋の展覧会(発表会)前なので皆が結構追い込みで、
私の入る隙間はありませんでした。
「先生。ここ直してもらっていいですか?」
「ここはこれでいいですか?」
「これとこれのどっちがいいでしょうか?」
って感じで、
私は彼女たちが素人なのに素晴らしいのを仕上げてゆくのを、ただ見ているだけでした。
「芸術の世界」は奥が深い。と思ってみていました。
その日は、そんな二時間が終わって
私としては、おばちゃんたちの「絵手紙教室」みたいのを想像していたので、
「これは入れないわ」と片付けの手伝いをしていました。
私は見学のつもりだったので画用紙を持っておらず、
知人のを一枚やぶってもらったのに、生花のつぼみの先っぽを1つ描いただけでした。
片付けをしてて、ふと気が付いたら、
先生がそれを見てたんです。
あんなひょろっとした蕾の絵を見て「何を思う」んだろう?と思い、
どうですか?と聞こうかと思いましたが、、
聞きませんでした。
だってそこを続ける気はなかったのですから…。
今は
聞けばよかった!と思います。
その春から半年。秋の終りに先生の奥様が急に亡くなり。
それを追うように体調を崩した先生は亡くなったそうです。
それを2月頃に聞きました。
聞けば良かった。
「下手でしょう?何にもなってないですよね?」
と言ったら、先生は
「そうですね。もう少し描いてみてください」
と答えただろうなぁ。
今は、そう思っています。
で、
なんで今になって、
こんな事を書いているのかというと。
春からお願いした先生が7月に急病で入院されたのです。
今度の先生はずっと学校の美術の先生をされていた方で、
春に定年退職をされたばかりの方でした。
だから、前の先生からしたら、20歳以上若い方なんです。
背中からくる痛みで外科で診てもらったら、
膵臓じゃないかと言われて、大きな病院に即入院になってしまいました。
黄疸が出てるとか、
私は病気はわかりませんので、どうとも何とも言えません。
あれから2週間。
病状については聞こえてきません。
先週は「原爆の日」だったので知人さんたちは広島や長崎に行っていると思いまして、、。
お盆休み明けには何かわかると思います。
先生は大きな作品を仕上げて秋の展覧会に出すと言っていました。
今は絵より、彫刻がしたくて、とても大きなのを作ってると言っていました。
入院されてしまって、きっと仕上げたいと思っているだろうなと思います。
つらいです。
時間を無駄にしているような人を見ると、無性に腹が立ちます。
それは自分にもです。
「何やってんだ?」と思います。
書くことや、会話する事、介入する事、歌を歌う事。
そのすべてが、無駄な事なのでは?
意味の無い事なのでは?と思える時がある。
では、何をすればいいのだろうか?
それでも、書きたいし、歌いたいのだから。。。。。
もうそれで良いんですよね!
☆「細田先生」の絵です。