からっぽ
悪いのはあなた ただそれだけ
なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる
溢るる涙の蕾から
春になればまたきっと
雨に打たれるあなたに光を
言葉は種みたいだね
朝日が昇る前の欠けた月
海のように言葉を棄て
風になり羽ばたくあなたを包みたい
目の前にいて抱きしめる