鼻から胃カメラ

定期健康診断を受けてきた。5年に1度は脳ドックや胃カメラをやる様に会社に強制されていまして、会社指定の病院へ受診しにいってきました。

朝7時半に受付して下さいと言うことで、朝6時過ぎに家を出発。自転車で伊奈町まで行ってきた。

順調に到着。病院に一番乗り。駐輪場はガラガラ。スタッフより早く到着したようだ。

今回の不安は、鼻からの胃カメラ。初めてです。前回は口から。その時も初めて。とても苦しかったのを覚えています。

カメラを入れたまま何度もオエッと反射反応が出るし、看護師さんに背中擦られながら、「ゆっくり呼吸して下さい」って言われてたのを覚えています。

先生には「ちょっと荒れてますね」って言われてたけど、胃が荒れてるのか、今の自分が荒れてるのか分からないけど、サッサと済ませてくれって感じ。

カメラを抜いた後、撮った画像を見て速報を説明されたが、ピッコロ大魔王が卵を吐き出した直後の様に「ヌアー、ヌアー」って呼吸がまだ荒れてて、何を話されているのかサッパリ耳に入らなかった。

あれをまたやるのか…と、灰色の記憶が蘇る。

でも、今回は鼻からのカメラを選べた。細いから口からよりは楽だよって聞いてたので、ちょっと期待。

いざ、内視鏡検査室に行くと、簡単な説明を受ける。

その後、鼻に3回ほど麻酔。麻酔薬が喉に滴ったら、飲み込む様言われまして、喉もボヤーとしてきた。

被験者は私1人。先生１人。看護師さん3名。暴れても押さえられる布陣なのかも。

先生の前で横になり、「右の鼻から入れてみます」って言われる。

「穴が小さかったら、左を試し、それでもダメなら口からにしますね」と説明を受ける。

右がダメなら、左もダメなはず。耳鼻科で左の鼻の穴が曲がってて狭いって言われたから。口からもあり得るのかと思った。。。あの悪夢が蘇る。。。

ややもすると、右の鼻からゴリゴリ入ってきた。

「ちょっと狭いところ通ります」と実況中継が入る。

痛いなぁ。。。堪えてると、グリグリと鼻の奥で折れ曲がって、喉にカメラが落ちてきたのが分かる。

「はい、飲み込んで下さい」

ゴクっと飲んで、送り込む。

やはりカメラが細いからか、お腹のどこらへんにカメラがあるのか何となくしか分からない。

涙が流れてくるが、頑張って、ゆっくり呼吸することに専念してると、

「はい、胃は見たので、十二指腸へ行きまーす」

え？胃だけじゃないの？まだまだ、先が長い旅の途中の様に聞こえて驚く。

でも、違ったみたい。「では、胃に戻りまーす」

良かったと思ったが、

「帰りに食道を見まーす」

行きに見てなかったの？カメラの向きが変わったんか！？と心の中でツッコム。

落ち着いていたから、時間が非常に長く感じた。

先生は帰りの景色を楽しんでるのか？

しばらくすると鼻からカメラが抜かれて、ティッシュを渡される。

「鼻がちょっと狭かったんですが、通しちゃいました」と言われる。

薄ら鼻血が出てるんですけど…なんか、鼻に穴をあけられた気分。すごい、スースーするようになった。

その後、速報を受ける。胃はキレイだったようで、安心。ピロリ菌も無いでしょうとのこと。

良かった。

でも、もうやりたくない。