水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

レイダック29年

2017-12-17 21:38:52 |  RDF53A
今も昔も私のケッタマシーン、ブリヂストン・レイダック。

ブリヂストンサイクルの名作、ロードマンの後継的な存在になるのだと思います。

レイダックの後は現代も活躍のアンカーブランドに継承されると思うと、レイダックはブリヂストンサイクルのペディグリスポーツ自転車とも言える。

随分良い物を買ってもらったんだな、中学生の頃の私は。87年のグッドデザイン商品だ。



YouTubeで懐かしいCMでも残ってた。キャッチフレーズは「ボディハンサム」フィットネスサイクル。



ボディハンサムって…よくグッドデザイン賞を剥奪されなかったなぁ。なんともセンスの無いフレーズだなぁ。当時流行ったとも思えん。

実際に買ってもらったのは89年の秋だったと思う。普通のママチャリを買い与えるつもりで母が自転車屋さんに連れて行ってくれたのだが、

カゴも車輪カバーもスタンドも付いていないカタログの中の高価な自転車を指差した私に驚いたことでしょう。

その頃、年上の従兄弟が名車ロードマンを乗っていたのを見て、私もスポーツサイクルに憧れてたのでした。

中学1年生の秋の頃。数年分の誕生日・クリスマス・お年玉に値したと思う。

6~7万円した記憶です。当時の私への与え物としては最も高価だったと思う。

注文して数日後に自転車屋さんが家に届けてくれて、その時のレイダックの印象を今でも憶えています。

   カッコイイなぁ。

それから社会人になるまで乗っていました。社会人になってからは実家の隅っこに追いやられ、一昨年から復活したのでした。

12年乗って、14年休んでいたことになります。愛車と呼ぶにはぞんざいな扱いをしてしまった。

長いブランクがあった後、2年間乗っているので、今がON/OFFイーブンと言ったところ。

明確な購入日は分からないけれど、29年間所有していることになるのは間違いない。

今年は再塗装とステッカーの貼り直しを実行しまして、新品のような輝きに戻りました。

2011年の実家を建て直すときに母から「捨てて良い?」とか、小学生だった姪っ子からは「オジちゃん、いつになったら乗るの?」と聞かれたものでした。

実家に置き去りで迷惑を掛けてるなぁと思ったこともあるけど、捨てないで良かった。

乗ると突き抜けるような爽快な気分になるし、華奢なフレームとクラシックなカラーリングがカッコイイなぁと今でも思います。ボディハンサムはこの自転車のことかー!?

中学生のころに感じたこと。それをそのまま同じように感じてるわけでは無いし、懐かしんでいるわけでもない。

当時のままを再現出来たわけではないけれど、白い部分がとても白い。再塗装して良かったと思っています。

サイクリングして、風景に入り込ませた画像を撮ることに新たな楽しみに浸りつつあります。



中学当時の自分は、大人になってまでレイダックに乗るなんて考えたことも無いだろう。いつまで続くか考えたことも無い。

古い自転車を乗っていることを人に話すと、信じられないと反応する方もいます。

自分にとっては、嘘でも意地でも無く、依然と所有していることはとても普通なことです。

「良いものは時代によって変わる」と言う考えと、「良いものは時代を越えても良いもの」と言う考えがある。

どちらも世の中にはあるけれど、後者に出会えるのであれば幸運なことだと思う。

どちらも初めは前者だった。後者にするかは、オーナーのお手入れ次第でもあるとも思う。

薄情ながら記念日は覚えていないのですが、レイダックが29才になったのは確か。

これからも乗り続けるつもりです。事故を起こさないように注意しながら。

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