苦しみの原因消し去るには～ブッダの教えより

　仏教の教えで釈迦が説いた＜四諦＞があります。クリスチャンですが今日はブッタの説法より引用していきます。
　　①苦諦　➁集諦　③滅諦　④道諦　
　その中で③「滅諦/めったい」は、
　原因の消滅に関する真理。苦の原因である煩悩（ぼんのう）の消滅が苦の消滅　と言っています。

　煩悩とは全部で108種類あるとなってますが、その中でも「三毒」に分類される中の、貪をあげてみます。
　諸苦の所因は貪欲これ本なりと釈迦仰せです。もろもろの苦の原因は貪欲が根本となっている。
　貪欲というのは自分の欲望に任せて執着する心で、また渇愛といって喉の渇いた者が激しく水を求めるように、諸々の欲望の満足を求めてやまない
　心の状態、無制限にものごとを貪り求めること。
　欲望を必要以上に増大させ、人の迷惑などおかまいなく貪りを増大させる思いや行為が→不幸を呼び起こすのだと教えられています。
　又、悪行悪徳の原因を解かなければ人は幸せにはなれない、ともハッキリ仰せです。
　
＜貪欲の事例＞
　＊楽して大金が欲しい→不正・詐欺をする＝人を騙す/犯罪行為
　＊モテたい、自分の渇いた心を他人で埋めようとする→浮気・不倫＝嘘、裏切り、不貞行為
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・などなどの行為に結びつき、
　最近の世間で起こっている事件もこれに相当する事が原因で起きてるかと思います。
　こういった貪欲、執着、欲望を必要以上に増大させる行為、は誰の心にも存在する精神の現象でありますが、
　　　ではどうしたらその貪欲心に陥らない心を保てるのでしょうか？
　
　この貪欲＝諸苦の所因を消し去るには八正道を説いています。正しい八つの行いをすること。
　八正道については今は詳しく触れませんが、この正しい行いと同じく私たちはいかに悪い誘惑に打ち勝つことが必要かと考えます。
　キリスト教でも聖書に、イエスでさえも悪の誘惑に合いそれを打ちのめした例えがあります。またそれは霊的な働き、影響とキリスト教では考えられています。
　
　　まずは自分の心に貪がないか、その望みは希望なのか、貪欲なのか立ち止まって考えてみましょう。

✨◆祈り～　天におられる私達の主よ、私達を誘惑に陥らせず、悪からお救いください。正しい道へとお導きください。アーメン

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