minor planet platinum memories 

美しいもの、潔いことが好き。地味で平凡な勤め人女性の、単なる備忘録。

マイルドヤンキー

2022年06月20日 19時17分00秒 | 日記

幼馴染や義務教育時代の友達とのつきあいは、ほぼ10代半ばで途絶えた。唯一つながっていた中学時代の同級生には、20代くらいまでは直に会うこともあったが、次第に彼女の方が、仕事の多忙や親御さんの介護を理由に誘いを断るようになってきた。その後も細々と手紙のやりとりはしていたものの、結局数年前に音信不通となった。

 

少し前に知り合った人が、たまたま同じ中学校の出身(在学期間は被っていない)で、現在も実家で暮らしているとのこと。それでもって、過去の話やローカルネタに当然のようにわたしを巻き込もうとしてくるのが非常にうざかった。最初こそまあそのくらいいいかとつきあったが、その後も頻繁に話題を振られてげんなりさせられた。「中学の頃、今くらいの時期に全校音楽祭があったよね」「水泳選手の◯さん、隣りの学区の中学出身だって」「◯町に美味しいイタリアンができたの知ってる?よかったから今度行ってみて」などなど。「わたしは学生時代の記憶がない」とか「有名人が近くの中学出てるからって別に…」とか「その辺りにはもう行く機会がない」とか、塩対応でかわし続けたが、なかなか引き下がらなかった。

 

以前の知人にも、同じ中学校の出身だとわかった方がいて、その際にはやはり当時のことを話したりはしたが、後々までしつこくその話題を引きずることはなかった。お互い、今は別の場所で生活しているし、なにより今の関心事について話す方がはるかに楽しかったから。

 

わたしはとうの昔にその地を離れ、自分が気に入った場所で暮らしているのだ。既に終わっているはずの“◯市◯町の人”のカテゴリに勝手に引き戻されるのは、とても不快だった。お互いにもう中年なのに中学時代の話に巻き込まれそうになるのは、とてつもなく不可解だった。

 

もちろんわたしにも、当時のことで明確に刻み込まれている記憶、鮮明に浮かび上がる思い出はさまざまある。しかしだよ、それらに今も興味があるかどうかは、また別の話なんだよ。今もずっと実家に住まい、学生時代の友人と地元で食事して、昔話で盛り上がっているような生活なら、過去も現在進行形のようなものだろうけれど、こちらの過去はまさに過去完了形だ。


自分で選んだ町での暮らしで、近年知り合った人々との交流で、わたしの心のキャパはいっぱいいっぱい。去った場所、離れた知人について深く追求する余裕も関心も一切ない。

 

昔のことがみな古びて色褪せて取るに足らないように見えて…そのことがなんだか嬉しい。そのことになんだか安堵する。わたしはたしかに今ここを生きているのだと


【今日のズッキーニ】

丸ごと、水で洗って、ペーパータオルで拭いて、ラップで包んで、ジッパーバッグに入れて、冷凍庫に入れる!

これだけで3週間持つんだって。

※ラップにはぴっちりくるんでね!ジッパーバッグはできるだけ空気ぬいてね!


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