手当ての甲斐なく亡くなられました。残念です。
昨日10月9日に、NYCではデブラシオ市長がエボラ出血熱対策の円卓会議を開き、
「ニューヨークにはエボラ対策の備えがある」
ことを強調していました。
Mayor Bill De Blasio At Ebola Roundtable: NYC Is Ready
明日11日土曜日から、ニューヨークJFK空港でのエボラ出血熱のスクリーニングが始まり、
来週からはニュージャージーのニューアーク空港でもスクリーニング開始とのこと。
JFK空港は年間五千万人以上が利用するということで、
スクリーニングはエボラ流行地域からの入国者に限られるとは思いますが、
テロ対策に加えて、ますます入国審査の時間が長くなりそうで大変です。
とはいえ、万が一NYCで感染拡大したら取り返しがつかないので、このぐらいは当然ですね。
また、市長は
「感染と発症のメカニズムをできるだけ明らかにして正しい知識を広めることが大事、
『ミステリアスな病気』のままにしておくことが良くない」
とも強調していて、滞在資格の有無に関わらず、体調不良の場合はすぐに医療機関にかかってほしい、
と呼びかけを行っています。
アメリカでは、感染者の回復実績もありますし、国内での感染を防止するだけでなく、
西アフリカでの流行終息も目指して、ここはふんばりどころですね。
NYCの病院では、既に疑わしい症状を示した患者の取り扱い及び診察方法についても、
準備済みということで、少し安心です。
今年の8月に、シエラレオネから帰国した人が風邪のような症状を示したため72時間病院で隔離され、
結果は陰性だった、という出来事があり、
EXCLUSIVE: Mystery patient in New York City's Ebola scare recounts 72 anxious hours of being quarantined at hospital
各医療機関でこの経緯も共有されていることと思います。
NYCの対策に期待しております。
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