10月も半ば過ぎとなり、MLB、NPB、日米ともにシーズン最後の大盛り上がり中です。
個人的には、野球ファンにとってかなり楽しく過ごせたシーズンではないかと思います。
この頃になると、優勝の行方と共に、選手や監督の去就も話題となりますね。
応援しています北海道日本ハムファイターズでは、
高校時代から常に注目されてきた斎藤佑樹投手(以下、斎藤投手)の引退が発表され、
17日の札幌ドーム、オリックス戦が引退試合となりました。
栗山監督の今季限りでの勇退も、球団から正式発表がされています。
この試合はファイターズ先発・上沢投手が6回3失点、リリーフ陣が無失点リレーで4-3でファイターズが勝ちました!
斎藤佑樹 引退セレモニー・スピーチ全文「皆さんと過ごした時間は僕の一生の宝物です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/198c7a08e79bf46987305554a989a7621c1f795c
栗山監督の就任初勝利は、2012年開幕戦の斎藤投手の完投勝利だったそうで、
そのお二人が同時に退かれるのは感慨深いものがあります。
上記リンクのスピーチや、試合での投球のようす、引退セレモニーの動画など
非常に温かい雰囲気の感動的なものばかりで、思わず涙が出てきました。
野球ファンの皆さん誰もが強く記憶していらっしゃるのは2006年夏の甲子園の決勝戦の斎藤投手でしょう。
この年、私は夏の高校野球が終わった秋に日本に一時帰国しました。
なのでリアルタイムでの熱狂は体験せずでしたのに、野球の話になると会った人ほぼ全員から
「も〜う、早実のエースのハンカチ王子がめっちゃかっこよくて爽やかで!青いハンカチ売り切れてたよ!!
決勝戦はまさに死闘って感じで目が離せなくて、あんなに興奮した甲子園の試合ってこれまでなかったと思う。」
と斎藤投手がいかに凄かったかを聞かされたのでした。
特に女性の友人からは斎藤投手の話が9割ぐらいで、後に日米のプロで大活躍する対戦相手の田中将大投手の話は
「うん、相手の駒大苫小牧の田中も凄かったけど」
ぐらいで終わっていました。
田中投手も十分素晴らしいのですが、斎藤投手のインパクトが鮮烈すぎたのですね。
ただ、斎藤投手は高校卒業後すぐにプロ入りせず、早稲田大学に進学したのですね。
個人的には2018年にプロ野球に再び興味が戻るまで、フォローしていませんでした。
なので、大谷選手がいた北海道日本ハムファイターズに在籍していると知って、少し驚きました。
ニュースを検索してみると、登板機会は既に少なく勝利からも遠ざかっていたのでした。
投手の怪我というと、素人の私は「肘」ぐらいしか思いつかなかったのですが、
斎藤投手は大学時代に股関節、プロ入り後は肩に、投手としては重大な怪我をしていたのでした。
いろいろな記事を検索してみると、球団や監督、コーチ陣、チームの選手たちからは、
斎藤投手を批判するような声はほぼありません。
登板機会が少なくなって外部からは見えないけれど、
チーム内では斎藤投手の野球に対する姿勢、周りとの良い関係は一目置かれていたのだろうと想像しています。
栗山監督も選手時代に病気をされ現役引退となっているので、
故障から立ち直ろうとする選手が再び活躍する日が来ることを応援されていたのでしょう。
栗山監督も10年間という長い間、本当にお疲れ様でした。
リーグ優勝も日本一も成し遂げ、何より大谷選手を唯一無二の二刀流ができるトップ選手としてMLBへ送り出したこと
並大抵の手腕ではありません。
どの選手にも、これだけ愛情と信頼を持って接してこられたプロ野球の監督はいなかったのではと思います。
最後の3年間はチームの成績が振るわず、しんどい思いもたくさんされたことでしょう。
きっと栗山監督のお人柄なら、野球に限らず今後いろいろな方面から引っ張りだこだと思います。
少し休まれて、来シーズンは大谷選手の試合専属の解説とか?いかがでしょう。
斎藤投手、栗山監督、本当にありがとうございました。
これから進まれる道でのご活躍をお祈りします。