うとうととしか眠れない夜でした。
左手の甲、右手首、首にはまだ針が刺さったままです。
両手の針は点滴と繋がっています。
その状態で、朝を迎えました。
傷口はむぎゅっとしたなにかで圧迫されていました。
胸帯で左上腕からガッツリ固定されています。
更にテーピングもべったべた。
右手首は動かすと痛いので固定。
…動かせない。
そんな状態で朝ごはんです。
箸での食事は大変だろう、との配慮だったのかパンでした。
しかし、袋は開けられず右手首固定の為曲げられず。
…食べられない。
色々頑張って、サラダを1口、パンを半分、牛乳を口にして終了。
食べるって体力入りますね💦
その後担当医師と手術チームの医師、主治医など入れ替わり立ち替わり来てくれました。
血管担当医師からは、手術結果の説明を受けました。
医師Y「ご主人には昨日説明したんですけど、何か聞きました?」
つき「いい血管が無かったたは聞きました」
医師Y「元々あった管は問題なく抜けましたし、新たに入れることも出来ました。左心室の方に向けて入れる管の方なんですが、良い血管が見付からなくて。全部の血管でアタックしてみたんですけど反応がイマイチで。ただ、その中でもベストな所に入れました。その分、電圧を上げているので電池寿命は短くなっちゃうんですけど」
つき「えーと、大体8~9年って聞いてたんですけど…?」
医師Y「最長5年とみています」
つき「…半分ですね」
医師Y「今の電圧だとそうなっちゃいます。ただ、様子を見ながら下げられる事もありますので、現段階では、との話になります」
新しく入った管は電気ショックを与えるものです。
その効果か、左のあばらの下がびくんびくんと勝手に動いています。
一番近いのは胎動。
感覚としては「新たな生命体に寄生されてもうすぐ生まれるの?」みたいな。
機械は無事に動いて入るようです。