私が、歯科クリニックで、一度に三本も抜歯をしたのはもう10日ほど前のことになります。
今日は、その抜歯後、初めての予約診療日でした。
お陰様で抜歯後の歯肉の盛り上がり状態も良好で、今日は入れ歯を作るための型を取ることが出来ました。
次回には仮歯が出来、それを基に正式な入れ歯を作るのだそうです。
いよいよ、私も入れ歯人生に突入することになり『八〇二〇』(80才にして自分の歯が20本以上残る)というのは夢となってしまいました。
生まれつき歯質が弱く、子供の頃から歯では苦労をしてきましたが、何とも残念なことです。
それにしても、最近のクリニックは昔の『歯科医院』のイメージとは随分と変わってきたように思います。
(我が家が時代遅れだっただけなのかも知れませんが)
現在、私が通院しているクリニックは、バス通りに面したビルのテナントとして入っているのですが、ドアを開けるとホテルのロビーのような受付があり、最新鋭の機器が備え付けられた診療室へと続きます。
ドクターを始め、スタッフの方々のユニホームもおしゃれで、全体的にとてもモダンな感じがします。
名前からして『○○デンタルクリニック』と横文字ですし。(*^_^*)
住宅地の中の、チマチマとした我が家の診療所とは大違い。(@_@)
でも、でも・・・と私は思うのです。
医療は外見ではない、中身だと・・・。
そして、その中身とは医療を施す側が、どれだけ患者さんの気持ちにより添えるかと言うこと・・・だと。
例えば、今回、私は一度に3本もの歯を抜いたわけですが、次回の予約日は10日後、しかも、当日は歯の無い状態で帰されました。
これらのことに対して、私はとても驚きました。
そのどれも、私の夫には当てはまらないことだったからです。
私の夫は、「出来るだけ歯を抜かない」ということを歯科医師の信条としていましたし、「抜歯は外科手術」だからと、抜歯翌日には必ず来院させ、術後の経過を確認していました。
そして、抜歯後は必ず仮歯を作り、よほどのことが無い限り、歯の無い常態で帰すことはありませんでした。
もちろん時間はかかりますが、そのような患者さんは時間外に診たり、急患に対しても、在宅している限りは対応をしていました。
医学的なことや、診療内容などは素人の私には分かるはずもありませんが、少なくても、夫には患者さんに寄り添おうとする気持ちはあったと思います。
こんな風に書くと誤解されそうですが、私は、自分の夫が絶対的に正しいと言うつもりはありません。
ましてや、他のドクターを批判する事など私にとっては論外です。
ただ、それぞれには、それぞれの方針があるのだろう・・・と思うだけです。
それでも、事務的に事を進めるのではなく、患者の話を良く聞き、丁寧な説明が欲しいと思います。
そして、カルテを見なくても患者の名前と顔が一致するドクターであって欲しいなあ・・・と。
次回の予約日は2月14日(月)
随分、日にちが開きます。
こんな調子でいくと、治療が終わるのはいつのことになるやら・・・?
こうなったら、覚悟を決めて、じっと待つしか有りませんね。(>_<)