インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

クムディニ先生のドキュメンタリー映画

2012-01-28 | インド日和~旅日記~
この度のインド滞在が終わる頃、一本の電話が入った。

-ねぇ、インドにはいつまでいるんだっけ?
-あと3日だけど...
-じゃ明後日シューティングのブッキングをするから空けておいてね!

そんなわけで、突如クムディニ・ラキア師匠の
ドキュメンタリー映画でインタヴューを受けことになりました。

インドのメディアに出ることは少なくなくて、なんだか日本のメディアより
ずっと地元の人々密着型という印象があります。
でも舞踊写真が出る事が多いから、動画でインタヴューっというのは数える程。
苦手な英語だし、ドキドキでした。

朝から皆で質問事項に目を通しディスカッション。
当たり前だけれど「実は私たち全員がクムディニ先生の舞踊家演繹時代を知らないね」とか、
「クムディニ先生は師匠としてこういう風にいて下さるよね」とか、私達なりにあれこれ考えました。

正直な気持ちとしては、私達はここ数年の彼女を垣間みるばかりで
こと私においては年に一ヶ月とか本当にショートタイムでしか知らないのですよね。
その方について語るなんて本当におこがましいし、躊躇するばかりでした。

隣でSanjuktaが助けてくれるという予定だったし、
Akashと3人で一緒に喋ろうとか言っていたのに
蓋を開けてみたらひとりで一番のりで喋るハメに!!

予め難しい英語は分からないからっていっぱい念押しをして、いざスタート!
「外国人の生徒として」という視点で話をして、
どうしてこんなに大変な思いをしてまでKadambへ通うのかって事をお話ししました。

実は「日本にも将来的にKadambの様なスタジオを作って、
舞踊団を作りたいという夢がある?」と聞かれたけれど
「ノーコメント」って答えちゃいました。
どれほど頑張っても彼女程の功績を残すってことは無理だもの。

でもプロフェッショナルな舞踊家としてフィルムに残して下さった事、
そうやって世界中にカタックを広げて行くんでしょう?って語りかけて下さる方がいるというのは
とても勇気づけられる出来事でした。

クムディニ先生に日本でカタックを続けるって本当にハードな事なんですってこぼした事があって
でもその時先生が私もアーメダバードへ初めて来た時には同じだったわ。誰もカタックを知らなかったものと
話して下さった事を思い出しました。
そう、だからね、何十年もかけてゆっくりゆっくり成長してゆけたらいいですよね。


カダムのシニアダンサーたちも、ヴァイシャリベン、プレシャント、サンジュクタ、
外国組でアカッシュが質問に答えていました。

お写真はAkashがKadambの庭でインタヴューに答えているところ。
青いサリーを着ていらっしゃる女性がプロデユーサー。

こんな時、屋敷のあちこちが美しいKadambの稽古場は本当に絵になります。
私は緑の美しい玄関先で撮影でした。

後日Bhoparまで行きドゥルパッド声楽のグンデチャ・ブラザーズや、
Delhiでカタックのマエストロ、マハラジにもインタヴューを取ると聞いたのが
私のインタヴューが終わった後で良かった!!


どんなムービーが出来上がるのか数ヶ月後が楽しみです☆



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