インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

パドマ・ブーシャン

2010-02-20 | インド日和~旅日記~
私のグル(師)、クムディニ・ラキアjiが「パドマ・ブーシャン」という勲章を受章されました。

過去には俳優のアミターブ・バッチャンやタブラのザキール・フセイン、
カタックで言えばウマ・シャルマなど、功績を残した人たちの受賞をしてきた栄えある賞。

いつもは静かなKadamb舞踊学校もkumudini先生も祝賀ムードに沸いていました!

毎日のように花束が届き、オフィスはバラの花のポットでいっぱいです。
次々と沢山のひとが訪問してお祝いをしています。

ゲストとして観に行く公演でも、パフォーマンスが始まる前に
お祝いのセレモニーが用意されています。

毎晩のようにパーティーが繰り広げられていて、なんだか彼女の体調を
心配してしまうほどでした。

私はインドの文化勲章や人間国宝やら詳しくは分かりませんが、
とにかくすごい賞を頂いたのだなという事を感じました。

アーメダバードに着いて次の日の夜、ショーのご招待を頂きました。
野外の素敵な劇場で、大きな月がステージの上にぽっかり浮かびました。
インドネシアから来たというコンテンポラリーなオディッシーの公演、
写真はその前のセレモニーのもの。


50年前まったくカタックダンスが踊られていなかったアーメダバードにおいて、
たった2,3人の生徒を教えることから始めたクミベンの功績は本当に大きく、
ラクナウガラナ(流派)であると同時に、アーメダバードガラナといっても過言ではない。
彼女の舞踊家として、振付家としての活動は本当に素晴らしいものがあったと称えられていました。

そっか。
50年前は彼女も一人ぼっちで事を起こして育て上げてきたのか…
なんだか日本で一人奮闘しているつもりだったけど、
ずっと前、彼女もそんなシチュエーションで頑張っていたんだなぁ…
あれこれ頭を過りました。


about Padma Bhushan
http://en.wikipedia.org/wiki/Padma_Bhushan
about Kumiben
http://en.wikipedia.org/wiki/Kumudini_Lakhia

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