インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

パームハウス公演

2011-02-07 | インド日和~旅日記~
Ahmedabadに入り、2,3日がたったKadamb舞踊学校で,
私は体調の調整をメインにいくつかのトゥクラ-を教わっていた。

緑色のソープストーンの様な石の床での稽古は東京のクラスとはちょっと違う事と,
長旅や気候変化で変わってしまうカラダの微妙なコンディションを整える必要がある。

Kadamb舞踊団の朝の教室では、Kumudini先生による新しいクリシュナ神様のアビナヤ作品を
カナダ在住のシニア舞踊家サデシュナdidiの為に振付が行われていたので,
慌てて合流すべくピックアップしていた。

叙情的で、ムーブメントは多くないけれど目線やほんの少しのボディーラインで感情表現をしてゆく
詩と共に流れるように繰り出される物語が美しい作品でした。

ところが急遽企業のプライベートパーティーでのパフォーマンスが入り、事態は一転。
翌朝からはリハーサルが始まったのでした。

私の大好きなコンポジション"SUVERNA"が上演されるという事と、
久々にkumudini先生の作品に出演したいなと思っていた時期でもあり、参加熱烈希望♪
真剣にグループコンポジションの舞手になるのは久々でした。

嬉しくて,楽しくて,緊張感たっぷりで,ちょっとシビヤで。。。kadambへ帰ったって実感。
甘くなっていたタイミングやダイレクション、ポジション・・・数年の間に重なった作品の振付変更点を覚えていく。

衣装のタグに数年前の自分の名前を見つけて、衣装合わせ。
プレス(アイロン)に出したり、
大きなクンダンジュエリーを準備。気持ちがキュッとします。

なかなか取れないひとりで練習する時間、静かな気持ちで苦手なパートと
注意点を思い出して頭と体に叩き込む。
久々だとこの作業の効率が悪くて、自分にちょっとイライラしながら稽古,稽古。

* * *

当日、大きな鏡の前に集まりドレスアップしてゆく。
インドメイク、いつもはよりインド的に仕上げるところを
日本人らしさを残してみる。
目鼻立ちは逆立ちしても変えられない。
ちょっと前までコンプレックスをどう化かすかに重きを置いていたけれど、
今は自分らしさがちゃんと出ていたらそれでいいよね!と思っている。
つけまつげは先輩達からも大好評でした♪
しっかりとアイラインを入れて、ばっちりチークを入れて。


久々に袖を通したSUVERNAの衣裳。
純白で金糸のドットがかわいい。
嬉しい時間となりました。

夜露の降りたステージはかなりスリップして
チャッカールは度胸を求められるシチュエーション!
でもみんな何事もなかったかのように踊りこなすのが立派。


やはりKADAMB舞踊団の作品を踊る事は私のとってと特別で刺激的な事でした。

以前とはまだ少し違った心持で臨んだ舞台となりました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿