インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

海士

2011-11-22 | 一言coment
翌朝はやはり雨だった。
ちょっと疲れの残る体でパフォーマンスへ向かう。
インドのドレスアップをした私達を見かけた子供達がポンポンと「いいなー私も着たい」「わー」とか
凄く素直に感情をぶつけてくる。なんか物怖じしたり、そういうところの無い人たちだった。むしろ私がちょっとたじろぐ程。
そこは文化祭みたいな会場だった。違うのは老若男女みんなの文化祭だったという事。
私達の前には島の地下水についてのレポート報告をする真面目な講演だったり、他には生け花やこども達の絵など展示されていた。
小さな文化ホールで小さな公演をした。
終演後にはお抹茶をたてて下さってインド人二人は大喜び。
島にはお花屋さんなんて無くて、野の花を投げ込むんですと教えてくれた。
そういえば町役場の名刺には「ないものはない」というキャッチコピーがある。

それじゃ観光へ、となったが特に観光スポットなんて無い。
紅葉の綺麗な隠岐神社へ行った。
Shbhaさんはおもむろに靴を脱いで階段を上り、賽銭箱の前でおでこをつけてお参りされた。
完全にヒンディースタイルなんですね。

それから山をドライブ。
結構高低差があるのですが、ちょっと走ると海、ちょっと走ると山頂。
小雨の降る中、霧がかかったり、海が何ともいえない表情を見せてくれたり。
途中新潟暮らしのオーガナイザーが車を止めて「ここにジネンジョがある」と言い出し、そこに野生のムカゴをみつけてくれた。
生でもいけるよというからちょっとかじってみたら、なるほど美味しかった。

町の土産物屋へ顔を出したら明日から3月まで冬季休みなのよとおっしゃる飾らないきれいな女性が教えてくれた。
Shbhaさんがこの地方の民謡について伺うと二枚しかないCDを聞かせてくれた。
その中に「キンニャモニャ」という曲があって、夏にはみんなでそれを踊るらしい。
そこで2人でリクエストして舞を教えて貰った。

この晩の夕食は島根から来た劇団幻影舞台のみなさんと一緒でした。
おじいちゃんから学生さんまで随分多様な面々がにぎやかだった。
この日は鍋で、昨日からご一緒しているジオパークの二人のスタッフも一緒だった。
ベジタリアンはベジ鍋、私達は地酒を一口頂戴しながら美味しい魚介に舌鼓。
お腹もおきて来た頃、いきなり民謡と共に裸踊りが始まった!!正直インドチームは文化的に、ね。だから度肝を抜かれました。
そしたらもう後は全員ですよ、一つずつ。歌う人、踊る人、玉すだれ、寸劇、三味線。やぁ皆様芸達者。
流れでみんなでキンニャモニャを踊り出し...といっても全員旅行者で分け分からないんだけど
宿のオーナー夫妻がどこからとも無く混ざってテーブルを囲んでキンニャモニャ~。なんかスッゴく楽しかった。

寝不足続きだったけどShbhaさんと二人で布団の上で二次会。
インド舞踊の事、教えるという事、舞踊団時代の話、舞台の事、もう本当にあれやこれやすっごくいっぱい喋った。
とても有意義ないい時間を過ごさせて頂きました。

後は長い長いドライブの後に帰宅。
充実の休暇となりました。みんな、お休みありがとう!

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1 コメント

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お写真 (atsuko)
2011-11-22 16:07:31
お写真いろいろ。
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