緊張しすぎて、思わず…

　今日は、避けるに避けられぬことをこなしてきました。

　この八月一杯で職を退くんですが、どうしても残してきた私物の処分をしなくちゃならないので、職場へ行ったわけです。

　電話するだけで震えるほどの緊張。で、相手側の都合もあって、今日に日を決めて、いざ、決行というわけでした。

　私が休職している間に上司は人が代わり、電話連絡も三ヶ月にいっぺんくらいという状況だったわけで、ものすごくプレッシャーとかあったのです。

　恐かったあ～。

　久しぶりに地下鉄に乗ったんですが、あまりの緊張に、たった一駅、過ぎることができなくて、途中下車。どきどきがひどくなって、吐きそうなんですよね。たった、5分が苦しい。フラッシュバックてのが脳裏によぎり、めまいがしてくるし、発作は起きても死ぬことはないはずだとは、思いつつ、どうにもその5分が我慢できなくなる…って、具合で。

　汚い話ですみませんが、何度、通勤途中で吐いたか。吐き出す場所がなくて、口にためてトイレまで走ったり、貧血状態になって、倒れたり、職場でもゴミ箱に吐いたり、心臓がばくばくいっておかしくなったり、…。そういうことが、思い出したくないのに、頭の中を駆け巡るんですよね。

　意識を違う方向に飛ばそうと思っても、なかなかそうも行かず。

　次の駅で降りて、気持ちを落ち着けてなんとか、乗り切りました。

　いつもなら楽々歩いてしまうんですが、今日は、足元も服装も歩くのには不適切な格好で行くしかなかったので。

　でも、歩いていてもめまい。もう、何度、「今日はダメです」って電話しようかと思いましたけど、気持ちを奮い立たせて、行きました。先に延ばしても誰も私の代わりにやってくれる人もいるわけじゃなし、（あ、友達は行ってくれるって言ってくれたんですよォ、すごく嬉しかったあ。でもやっぱり、面倒をかけるほど、回復してないわけじゃないんですよね）ここは、どうしても、自分でちゃんとけじめをつけるのが、いいと思ったんです。

　緊張しすぎて言葉が出てこなかったけど、なんとか上司にも挨拶ができました。

　職場の方でも考えてくれていたようで、私物はまとめてもらってました。ただ、かなり、行方不明の物もあったんですが、ほとんど捨てようって思っていたので、代替の方が使えそうなものはすべて引き渡してきました。有効利用されるなら、惜しくないです。

　おきっぱなしだったPCはもって帰ろうって思っていたから、それがなくなってなくて良かったあ～。OSがMEの古いものだけど、お弁当箱ぐらいに小さいPCで、好きだったんですよね。富士通のものです。

　家に帰ってきたら、すっかり脱力。

　やっぱりどんなに粘っても、復職は難しかったんだろうなあと今更ながらに思います。

　仕事が大嫌いってことはなかったんですが、どこかで、歯車がずれていったんだと思うしかないようです。昔の教え子から便りがあるたびに、なんだか、ちょっと悲しいけど。

　親しかった仕事仲間には、来年の年賀状ででも知らせようかなと思います。

　さて、再就職ってのは、この年ではかなり難しいだろうとは思いますが、ぼちぼち、やって行きたいと思います。

　フルタイムで働くことはなんか、無理そうだしね。