引越しだぜ～～～って、まだ先だけど

　さてさて、引越しなんて、もう約20年ぶりのことで、ここが終の棲家か、かと思っていたんだけど、結局、家移りをすることになりそうなんで、その日々をちょいと書いておこうかな…って。

　カテゴリの追加。しました。

　引越し関連の話は、ここでしたいと思います。

　さて、

　ことの発端は、ぼろすぎる家の外観だったらしい。

　父はふりの建設業者の、「リフォームはどうですか…」の言に、ちょっと考えようかと思ったのだろう。確かに、かなり我が家はぼろだった。見た目からして。内部事情も。

　まあ、床が斜めだし、窓は開かないし、地震では震度一以下でもわかるし……と感じてはいたが。

　その業者さんが、明らかにした事実に、私はびっくり。

　なんと、大黒柱が土台に固定されておらず、台座から半分、、、、ズレテル。

　おおお、この画像に、私はびびった。

　私は極度に地震が怖い。

　というか、災害に弱い。というか、痛い死に方が怖い！

　これは絶対に基礎を治さなきゃ住んでいられねえ～～～、と強く思った。

　しかし、見積もりを取ったところ、満足のいくリフォームをするには、（基礎をきちんとやり直すってことですなあ）軽く郊外の家が買えてしまう……金額が必要。（リフォームに2000万以上かかるってのは、けっこう大変だよね。っていうか、本当にそれが必要なのかどうか……疑問も残る…）

　加えて引っ越して、家を治して、また引っ越して…って手間が辛い。

　父にとっては、アタシという、お荷物パラサイトもいるしねえ。

　高齢な父の決断は、結局、適当な家に引っ越すっていう、我々の（娘孫）の住むところはま、安全ならどこでもいい派の、言に流された形に決着したような気がします。

　本当はこっちにいたかったんだよなあ、父は。父にとっては、ご近所さん、町内会っていう友達もいるしね。私たちは人間関係、希薄なのですが。

　まあ、私は父がどうしてもこっちにいたいというなら、それもいいかと、思っていた。彼がどういう決心をしても、息子ともども、それも仕方がないけど、受け入れるつもりでいた。

　私も息子もリフォームしたからといって、未来永劫この家にいるか、、、、っていうと、それはいえないし。それなら、老い先、どう考えても後、10年前後の父に気持ちを無碍にできないな、とは思っていた。

　しかし、ね。

　なんか、一つ所に居過ぎたというか、飽きたというか、の心境だったので、老境の父の意向を慮ることは……、結局、心底ではできてないんだよね。

　申し訳ないけど。

　どこでもいいから、別の場所が……いいかなあ。できれば、ここよりも快適な場所で。って思ってしまうんですよ。手前勝手なんですが。

　まあ、昔からワンマンな父で、決めたら人の意見なぞ聞かないし、女を蔑視するし、人の配慮を無にするし、人の都合なんてお構いなしな人です。

　でも、まあ、前時代人間的に、庇護するべき人間がいると、とことん、それを守ろうとする…っていう人間でもあります。

　庇護者としては、偉大なる父です。

　まあ、なんか、どんな男と付き合ってきても、とことん、守ってくれたなあと思える男が、皆無で。いつも、自分が頑張って、生活を守るっていう、私って男かも……って、思える長い日々が続いてたんで、そう思うのかもですねえ。

　息子も、どう考えても、男じゃないんで、なんか、男にできなかった母はめちゃ悲しいです。いつまでも母の庇護に従々としているなんて、それに甘えているなんて、なんか、私が大学生時代よりも、かなり、自立してないって思えます。

　私は、大学時代、家を出してくれなかった親から、どうしても自立したいって思って、わざと辺地の赴任先を選んで、就職したんですよね。これは、厳格な父があってのことだったのかもしれません。

　私が悪いのかなあ。物分りのいい親って、子どもを育たせないのかも知れない。

　母にとって息子はいつまでも男にならなくて、息子でいるのが好ましいのでしょうか。私はご免なんですが……。

　というか、自分の都合で物言う母に反抗するのが男ってもんだと……と思ってましたが。

　今日日は、違うのでしょうか。

　ワンマンで御しがたく大嫌いな『男』な、父。

　でも、やっぱり、父は『男』の代表で、私の中の男の雛形になっているんでしょうね。

　て、家移りの話から、だいぶ、それましたなあ～～～～。