薔薇の吐息2014

前ブログから引越しをよぎなくされ、流れ着いたおばさんのひとりごと

呪いの時代~内田樹

2015-10-12 16:25:45 | 本と雑誌
書籍としてはちょいと古いかも。
といっても、私の読書はいつも時代遅れ。
すっごく天邪鬼なので、売れてる本はほとんどリアルタイムで読まない。
読みたいのに、読まないことが多い。

これも2008年から2011年にかけてのエッセイをまとめたものだ。




今生きている世の中を、じっくり考えるなんてことは愚民である私はなかなかできないし、人様の考えを読ませていただいても、時々眠気が指すのだけれど、内田樹さんの文章はいつも面白く感じる。

宗教的な考えも、哲学的な考えも、拒否反応がまず先に立つのだけれど、こんな私でも続けて読むことができるのだなあ~


気になるところに付箋をつけているのだけれど、最近、便利な消せる蛍光ペンがあると知った。

いやあ、便利なものです。ゴシゴシしたら、見た目には消えたように見えるものね。

これで気兼ねなく線が引けます~(笑)


紹介したい部分が多すぎて、ここに引用できないのが口惜しい。


例えば、人と神と原発事故を考える部分で、こんな文章があった。

ーーーー この「貨幣という神」はたいへん嫉妬深くて、自分以外の神を認めない。そして、自分のことを「存在するもの」と呼べと信者たちに命じる。ーーー第10章 荒ぶる神を鎮める より

妙に引っかかったので、出してみた~~~(^_^)☆

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