もう一つの新しい命

昨年4月。
結婚して家を離れたS音が
こんな姿で我が家に戻ってきました


隣駅、頑張れば歩けるところに住んでいますが、
いつ始まるかわからないお産に向けて我が家で待機することになりました。

そうして、迎えた4月22日早朝5時。
トイレに起きたS音の顔を見たとたん、
「病院に電話した方がいいよ」と促しました。

初めて見る産気付いた妊婦の顔でしたが、
すぐに陣痛が来ていることがわかりました。
S音は「まだ大丈夫」と言いますが、7時には家を出発

「今日、産まれますからね～」のドクターの言葉の後、
「朝食をどうぞ～」と分娩台で苦しむS音の元に豪華な朝食が届きました


「食べられる状況ではありませんが・・・」
「では、お母さん、どうぞ」
そう言われても、既に朝食を取っていてとても食べられません。

でも。。。
とっても美味しそうなグリーンスムージーだけは
いただいてしまいました


8時過ぎ、夫のF君が来たので一旦家に戻って洗濯物を干していると、
「産まれそうです　来てください」
の連絡で慌ててとんぼ返り

10時ジャストに元気な男の子が産まれました


「大変だった～」と言うS音に
「もう、大騒ぎでしたよ～」と言うF君。
でも、院長は
「こんな上手なお産はめったにないので、両親学級でビデオを見せたい。
　若いお産って良いですね」

最近は出産年齢がどんどん遅くなっていますが、S音は24歳。
出産に適した年齢はあるのかもしれませんね