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およそ地獄の責め苦というものの中で、
論理性や必然性があるものはあるのだろうかと考えると
…一つもないような気がする…
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賽の河原の話は亡き母から聞きました。
親より早く死んだ子は、そこにいくのだと。
「一つ積んでは母のため 二つ積んでは父のため」と唱えながら積むのだけれど
定期的に鬼がやってきてそれを崩してしまうのだそうな。
河原にはお地蔵様がいて、鬼におわれた子どもは、その袖の陰に隠れて
鬼が去ったら、また石つみをするのだとか。
いくつ積んだら成仏できるのか不思議でしたが、大人になって考えてみると
要するに地獄というのは「永遠に苦しめる」ことが目的の場所であって
救いがないからこそ、「だから現世でいいことしておけ!」という脅しになるわけなのですね。
にしても、理不尽な…と思うわけです。
清明くん頑張れ~!!!
宗教は、な~んか理不尽でね~、信じられないな~。特にキリスト教!イスラム教!ユダヤ教!
(でも陰陽師は信じる。だってあれは確率の科学&天文学だもんね~♪)
ところで地蔵菩薩って民の代わりに修行して苦しむ役どころですよね~。
弱そう(バチ当り)(^^;)
たしか、どっかの国の拷問で、ひたすら重荷を運んで、運び終わったらまた元の場所に戻す…ってのがありましたよ。
実は今度ウチの演劇部でやる芝居が、そういう話なのです。ひたすら無意味に箱を運ばされる話。
そのうちブザーが鳴ると反射的に体が動くようになって、思考が停止して、人間が機械の部品のようになっていくという…。
かなりブラックなお話です(笑)。
学生のころ、ほら、アンケートで勧誘する宗教集団につれてかれまして
宗教談義になりまして
「信じるものは救われる、っていうけど、信じないものは救わない、って、全能の神様のクセにケチ臭いと思うんです」
と、お菓子バリバリ食べて、帰ってきたのはワタシデス。
イスラムの神様・ユダヤの神様は、もともとその民族だけの神様だから、
「民族=信じる人」で破堤は無いと思うけれども
世界を対象にしたキリスト教となると、なかなか神様も大変だと思います。
仏教もそうですけど
「信じれば心の平安がありますよ」というのを
「信じないと魂が地獄に落ちるぞ」というのにすり替えたのは一体誰なんでしょうね~
その責め苦の話聞いたことがあります!
反射的に体が動くようになって…って、実際そうなりそうで、かなり怖い。
そのシナリオは演劇部オリジナル??
それとも、どなたか作家さんのですか?
考えてみれば、安倍公房の「砂の女」なんかもそれに近い感じかも。
中学生の演劇としては、なかなかに深い内容です。
ブラックな台本は、その「高校演劇戯曲選」の中の一つです。
しかもかなり古い(笑)
70年代の作品ですね~。
安部公房をご存知とは、さすがまんまるさん!
そうなんです、すんごい安部公房っぽいんです!
高校時代、安部公房をむさぼるように読んだので、なんか嬉しいです(^_^)
あ、すみません!高校生のでしたか。
失礼しました!!
70sねぇ…まだ、学園闘争などの名残のころですかね。
学生が、良かれ悪しかれ、生き方だの世の中だのを、一生懸命考えてた時代の作品なのね…
安倍公房は、どこか不条理的なところが…ステキ。
まんまるは、たぶん、新潮文庫で読みましたよ!
作品は「高校演劇戯曲選」ですけど。
中学演劇の世界では大会というものがなくて、だから「中学演劇戯曲選」というものがないのです~。
だから、高校演劇の本から選んでいるのでした!
まぎらわしくてごめんなさい。
そうなのです、学園紛争華やかなりし頃の作品なもので、「ゲバ棒」だの「革命」だのが出てくるのですよ。
生徒たち、さっぱり分からなくて…。
「例のデモの服装」なんてト書きを見てもねぇ?
ググれ!と指示しておきましたが(笑)
私も安部公房は文庫で揃えましたね~。
なんか、あの、乾いたブラックさが好きでした。
ひねた高校生だったのかも。
混ぜて~♪って言いたいところですが、阿部公房「砂の女」を読んで、筒井康隆にぴぴぴっときてそっち方向に行った私。。。違うだろ~!←自己つっこみ(--;)
「革命」で「自己総括」して「リンチ」して「テロ」に走った忙しい人たち。
なんだか皮肉そうな脚本ですね。
リアルタイムだと違うのかな?
観てみたいです~。
そりゃ、ググれば見られるでしょうが…(笑)
そのト書きは、また、困難な。
まんまるが大学生のころも、まだ
カクマルだの、チュウカクだのという人が、学内にいましたが
ときすでにバブルに突入で、感情移入はすでに遠かったような。
平成生まれのお嬢さんたちが、その辺どうやって現代風に解釈していくか楽しみです♪
がんばれ~!
たぶん、今とは違う閉塞感があったんでしょうね~。
でも、日本人基本村社会の隣組だから
批判を排除するし、客観性を欠いた挙句、極端に走ることがあるわけですね。
今回のジブリの「コクリコ坂」もそんな人たちがでてくるらしい…。
あ、観てないんですが。
まんまるは、「砂の女」から「カモメのジョナサン」にいって、「欲しがりません勝つまでは」(田辺聖子著)にいって、星新一、眉村卓…の高校生時代でしたな~。
「革命」は作品のキーワードなので変更できないんですが、ゲバ棒とヘルメットとタオルは…いかがなものかと。
イマドキの中高生が見たって、妙な仮装くらいにしか思えないだろうし…。
思案どころですわー。でもキモとなるシーンにその格好で登場するので、変更も難しいの…(涙)。
「コクリコ坂」は、そんな人たちは出てきませんよ~。ご安心を。
当時の学生会館(部室棟のようなもの)を舞台とした、青春物語です。
服装や口調は70年代ですけど、そんなに違和感ないですよ。
うーん…作品中で当たり前に取り扱われているものですが
べにおさまの才覚で一部台詞変更して、その扮装についての注釈を言わせるってのはどうですか??
コクリコ坂、レビューで見て「おやおや学園紛争モノなの」と思っていましたが
青春物語なのね。
まだ、ハリーも見てないんですよ。
行けないかな…これは…
あ、なるほど! 注釈ですか!
それならイケそうな気がしました。
どうも有難うございますっ!!
コクリコ坂は、学校の都合で取り壊されそうになる学生会館を学生たちがなんとか守ろう!と頑張るお話ですよ。
そこにちょろっと恋愛と戦争がからんでくる、って感じです。
ま、大画面で見なくても十分かな? と思いますので、テレビ放映を待ってもいいと思います。
高校時代に私がハマった本たちは、安部公房、吉川英治の三国志、田辺聖子の源氏物語、銀色夏生の詩集…かなぁ? 今思い浮かぶのは。
そういえば筒井康隆や眉村卓には行かなかったですねー。
あ、あとは、新井素子と氷室冴子! コバルト文庫は新刊が出るたびに買ってました。今で言うライトノベルですかね? でもヤオイではなかったぞ…。
新井素子と氷室冴子は、実は食わず嫌いをして
読んだことがありません。
大変周りでははやっておりましたが…
なんでだろうな~…
その、コバルト文庫敬遠の時代から時を経て
ただいま「マリア様が見てる」「お釈迦様も見てる」は大好きってのもおかしな話ですけどね(笑)