昨日はお休みを頂戴して、
脳科学者の茂木健一郎先生のお話を聞いて来ました。
「脳科学から見る子供の未来」
なんだけど!
もうね、生きてるもの全部に当てはまると思いました。
もじゃもじゃのじっとしていられない
ちっちゃいおっちゃん
って感じだったけれど、
お話は相当ためになりました。
印象に残ったポイントはたくさんあるけれど、
その内の二つを。
① 子育ては宝探し
誰にも、本人にさえどこにあるかわからない宝物を探し続けること
宝物が見つかったら頭の中でファンファーレが鳴って大フィーバーしている
ゆえにそれを操作するなど言語道断、土台無理
子育てにゴールを決めないこと
自主性に任せてそれを応援するのみ
② 安全基地となれ
ベースキャンプがあればこそ安心してチャレンジ できる
成功した事があるならば、間髪入れずに褒めたり
共感したり、一緒に喜ぶと、
その体験が強化される…
失敗だと思えるならば、なぜ失敗だと思い、
次はどうすれば目的が達成されるか、と一緒に考える
自己肯定感=アイコンタクト
ありゃ。
わんこのトレーニングとおんなじちゃうの?(笑)
オペラント条件づけとか、クリッカーとか?
はっはーん。
犬達は彼らが命を全うするまで私の手元にいて、
社会に出すことはないので、
少し違うのだろうけれど、とても似ている。
「自分で考える」
そしてやってみてクリック音が聞こえたらご褒美がもらえる。
右に行ってもおやつはないのに左に行けばおやつがもらえた。
次は左から先に行くようになる。
犬のトレーニングの基礎はそういう事だけれど、
間違いやすいポイントでもあるのね。
人にかっちりと当てはめるわけにはいかないし。
なので、どうしたい?どう思う?と問い、
それが叶わないのであればなぜ今はだめなのか、
わかるまで繰り返し伝え続ける事しか出来ないし、
反対にそれだけやってれば…
「あとは全部正解です」
「すべて個性です」
「英才教育の前に安全基地を作ってください」
「天才は偶然」
そしてね?
個々の性格や人格における親の影響は0%なんだって!
性質が遺伝するのは50%だけれど、それは脳科学的にみるとないに等しくて、
オリジナルの人になって行くのは友人や恋人先生、先輩、上司…子供達が出会う人によって影響を受けるのだそう。
共感と違和感が彼らを鍛え育てる…
もうね、子供達の未来とかいうレベルじゃなくて
誰にでも当てはまると思うのです。
新しい事に果敢にチャレンジする気持ち。
それが持てる人は幼い時に無条件に愛された人なのだそうな。
失敗をしても暖かく迎え入れて、
元気が出るまで安心して休める場所をもつこと。
「お腹すいたら、帰っといでぇな。
ご飯、作ってまってるしな。」
それでいいのかも。
それなら私にも出来そうです。
そして、大人の私たちにだって今からでも作れるはず。
おれ、ハヤシライス。
お母さんがトレーニングしてくれたから、
トリミングうまいこと出来るねんで。
終わったら、まいまいがおやつくれよるねん。
やから、自分で歩いてトリミングルーム行くねん。
偉いねんで。
…(笑)
今日は一番のボスがトリミングしたからね(笑)
そりゃお利口さんにしてなくちゃね。
ハヤシライスのレシピ、いつでもお教えいたします。