昭和生まれの記憶。
もったいないおばけが怖かった。
「もったいない、もったいない、もったいなーい」と迫ってくるのがとても怖かった。
パステルのコマーシャルもなぜか怖かった。
ジェットストリームってラジオのコールも。
地獄の閻魔様が舌を抜く絵本。
地獄の釜で茹でられるなんてありえない。
夏の風物詩。
公民館での上映で見たはだしのゲンに至っては、
ピカドンの形に床が抜けた夢を見て母の布団に潜り込んだ記憶がある。
水をくれ、痛い痛いと川に飛び込むシーンなんてもうトラウマ。
バイオハザードを見ると思い出す。
海外ドラマのウォーキングデッドは見てない。
見れない。
今となってはそのトラウマだって価値があると感じます。
はだしのゲンを子供に見せると
理由なく「あんなもんはアカン」と感じてここまで生きてる。
ここまで生きてきた私がいる。
理由、いらない。
どんな主張や思想があれど、
あんな兵器を使ってはいけないと思う。
そこから派生して、
紛争や争いを起点とする貧困。
人を人と思わない差別。
子供を兵士にしてしまう過激組織。
女の子たちがモノのように扱われる現実。
全部アカンと思えるのです。
それでいいのではないでしょうか?
アニメはだしのゲンの描写や
原作の過激な表現はトラウマになります。
子供たちの心に植え付ける必要はないかもしれない。
平和ボケでいいとも思います。
けど、
この国で暮らすのであれば教えたい。
伝えたい。
知っておいて欲しい。
戦争はアカン。
世界平和は必ず叶う。
そう信じていたいと思います。
今日は広島の日。
世界平和を高らかに。