帝王切開の前日

2024-12-27 20:21:20 | 日記

どうも、やびまるです。
今ちょっと部屋の電気を暗くしてしまったから
一気に眠気が…まずい!!


でも忘れてしまう前に書いておこうと
ブログをぼちぼち書いております。



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38歳、3人目の男子を出産すべく
本日より産婦人科に入院しております。


長男・次男とお世話になった産婦人科を
今回色々な理由により変えましたので
初の産院での出産であります。


妹から事前に
「前の日から入院で、次の日の早朝に手術だよ〜♪」
と聞いていたのに、腹がくくれず
「入院…当日にならないかなああ〜」と
訳のわからない愚痴をこぼしてた私に
今なら一言、言いたい!!!



前日入り最高!!!!!



前の産婦人科は夕方の帝王切開だったので
その日の10:00入りで相部屋に通されて
浣腸・採血・検査・剃毛・点滴とバタバタ案内されて
朝から絶飲食で手術台に行って
19:00頃に麻酔から醒めるという流れでした。


まあそれが普通だと思ってたけど
よく考えたら案外
朝からの絶飲食ってちょっとキツくて
夕方までに喉がカラッカラになってたなあとか思い出して。


今回の産婦人科は夜中の0時から絶飲食で
手術は朝の7:00、そこから昼過ぎには水はOKなのかな?
だから寝てる間が絶飲食だから少しはマシ。


ただその後、丸1日は完全に絶食。
そこ、耐えられるかな私(笑)



でも、気持ち的には1日前から病院に入れるのは
ちょっと嬉しいというか安心。


そしてこの1〜2ヶ月の寝不足が嘘のように
超眠気がきている!(でも寝ないけどw)

なんだか寝れる気がする。

甘えん坊の次男が隣で寝ていないので
起こされる心配がないっっ…!
寂しいけど、一人って…すごいっっっ⭐︎


ただやっぱり乾燥がすごい。
思い切って加湿器買って持ってきてよかったなあ。




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加湿器を置いて満足げな私の顔を見て
看護師さんが一言。

「やっぱ経産婦さんは話が早くて良いわw」

え?なになに?

「加湿器。一応貸し出ししてるんですけど
冬しか使わないし結構チャチなやつなんで
意味ないんですよね…だから
ちゃんとご自身で持ってきてるの偉いなって」


と褒めていただきました、え。嬉しい。


今回も帝王切開の入院に際し
持ってきたのは・・・


⚪︎加湿器
⚪︎長すぎる延長コード
⚪︎Wi-Fi
⚪︎龍角散のど飴
⚪︎大量の500mlの水
⚪︎サイナスリンス(鼻喉ウガイ)
⚪︎iPad類
⚪︎小さなポーチ
⚪︎AirPods
⚪︎通常生活しているときに使っているもの
⚪︎ホットアイマスク
⚪︎蒸気のマスク


これくらい。

そんでもう、お腹を切られた後のように
全てのものをベッドの周りに配置済み。
気が早すぎる。
いやマジで術後死ぬこと必至なので
少しでも後の私のために、ね。



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昨日は私の横で板チョコを食べていた長男が
ちょっと噛み方をミスって
バキッと嫌な音を立てたあと「痛ぁあ」と言った。


「あれれ?大丈夫?なんか嫌な音がしたわよ」
というと目にたくさんの涙を溜めていると思いきや
「うぎゃああああああああ」
と珍しく声を上げて、泣いた。


夫が確認するも、血も出てないし折れても、ない。
だけど小一時間私にしがみついて泣いた。


その姿が切なくて可哀想で愛らしくて
ずっとギュゥってしてたんだけど


今朝は次男がなんか怒ってて。
「『ば』ってどうやって書くの!!」
「『びょ』ってどう書くの!!!」

なんかピンポイントで面白い文字を書いているなと思ったら

「まま、びょういんがんばってね」

とお手紙を書いてくれていたのを後から知りまして。


そんなの知らない私は
「えーーなんでそんな怒って聞くの?やだああ」
とかってちゃかしてて
トイレ行って帰ってきたら
次男の姿がない。

長男に「あれ?次男は?」と聞くと
あそこ、と部屋の超隅っこを指さして
よく見るとそこでシクシク泣いている。


あれれれ、と思って
「おいでー?どうしたー?」
って声をかけると10分くらいかけて
ノソノソやってきた上で
ギュゥっと抱きついてきて
ワンワン、泣いた。



「ママがいないのが、さびしい」
と言って。
その姿に胸が詰まって
全然涙しなかった私まで一緒に泣いてしまいました。



長男は超センシティブな子で
比較的自分の気持ちを
言葉やお手紙でちゃんと伝えてくれる子。

次男はいつもヘラヘラしてて
楽観的でお兄ちゃんの真似が大好きな子。


二人はそれぞれの形で
私の存在を表現して
寂しいと伝えてくれたのだと思うと
胸の詰まる思いでした。




成長してるね、かわいい私の宝物よ。



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そんなこんなで
今日は14:00に病院入りだったから
思いの外時間があるや〜んと思って
我が子二人を連れて
コメダ珈琲に行って買い物して〜♪とか思っていたのに


朝イチで洗濯したり掃除をしているうち
お腹に激痛が走り「うガッガガガ」とのたうちまわり
這いつくばるようにお昼ごはんまで作って
ホフクゼンシンで病院まで来ることになったので(大袈裟)
結局な〜んにもできず。


だけど、ここ最近で1番
何も考えないでのんびり過ごしています。



この後21:00から
何やら薬?なんだろ、点滴?注射?をされて
その後はもう就寝。起きたら家族と再会して
いざ手術台へ!です。


は〜いよいよだなあ。


最後の出産、がんばってきます。



また報告します⭐︎

3人目妊娠中@36週

2024-12-19 10:27:00 | 日記
前回のブログ更新から
尋常じゃなく時間が経って
現在やびまる、38歳。


3人目がお腹に宿ってから
36週が経ちました。


で、3人目も帝王切開なので
予定も事前にわかるわけで
それがちょうど1週間後になりました。


今回の妊婦生活も
きっと日々の忙しさで
忘れてしまうだろうから
記憶のために
ブログを書こうと思い立ちました。



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妊娠が判明したのは
2024.5.17の昼。

上二人の幼稚園のお迎えの前にふと
「生理が1週間遅れてる…
なんでだろ、なんか気になるから
検査薬してみるか」

なにげなく
次男の時に買ってた
検査薬(なんと4年前の!)が
納戸の奥にあったので
引っ張り出して検査してみる。


検査を始めた瞬間(数秒)で
ババーン⭐︎と陽性反応で
存在を教えてくれて
「えっ、ええぇええええ?!」
夫と大騒ぎ。


私の第一声は
「誰の子?!?」でした(笑)
それくらい思い当たる事が…ない。
うぅーむ、やっと
育児に余裕が出てきて
大好きなゲームに勤しむ時間も出来てきた
今ですかっっ…!


おっけいおっけい😂
今がよかったんやね。
頑張るわよ。
夫婦で気合いを入れました。



しかしココからまあ悪阻が重かった。
朝から晩まで息を吐くように『うぇっぷ』
何かを食べれば吐き気と戦い
めまいに身体のだるさに
7週目には心が折れました。


結論から言うと36週の今まで
ずっと『うぇっぷ』は終わらず
悪阻と向き合う10ヶ月でしたから
3回の妊婦生活で間違いなく
一番辛かった。

あまりに辛かったからか
上の子たちに比べると
体重はそこまで増えなかったです。
(と言っても現在12㌔増)


初期は身体の変化に苦しみ
中期は痛みに苦しみ
後期はフルコースで苦しみ


だけど育児は待ったなし!
仕事も待ったなし!


36週
明日でやっと、産休に入れます。
お疲れ様、わたし。


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今回は思い切って
妹のおすすめの産科に変えました。


前の病院は
一人目も二人目も
相性の悪い助産師さんにあたり
恐怖の方が強かったし
コロナ禍もあって
孤独の記憶がべったりで
出産のイメージを変えたかった
というのもあります。


妹のおすすめの産科は
とにかく素敵な病院でした。


20週で「立派なちんちん!」と言われ
3人目も男の子と判明。


先生も10名ほどおられる中
どの先生も朗らかで優しく
親身になってくださいました。


男子禁制なのが少し大変でしたが
夫にも一度だけエコーに付き添ってもらい
楽しい時間を過ごせました。



待ち時間は否めないけど
やっぱりいい病院はイイ。
流石に4人目はもうないけれど
他の人にもおすすめしたい病院です。



そう。
お腹の子も本当に想定外で来てくれたので
今後もまだ閉経するまでは
正直何が起こるかわかりません。


だけどもう3回目の帝王切開だし
年齢的にもそろそろ。
4人目は難しいと夫婦で話しました。


ということで
今回の帝王切開の時に
卵管結紮を考えています。



またこれも
報告できるタイミングがあれば
ココで報告します。



そんなこんなで
わちゃわちゃと賑やかな我が家に
来週、もう一人加わります。


2024.12.28
クリスマスが終わり
新しい年が始まる直前に
この世に産声をあげてくれる。
楽しみです〜♪
今回の出産ブログも
更新できたらイイなぁ。


それでは
無事に生還できますように。
行ってきます!


警察に捕まった話

2021-03-24 20:19:00 | 日記



あーらら。
久しぶりの投稿です。


わたくし。
16年無事故無検挙の
ゴールドドライバー。
超優良ドライバーの私が
やっぱり全然優良じゃなかったって話。



本日、見事に
ゴールド剥奪されました。



一時停止のところ
少しだけタイヤが動いてたんだってさ(笑)



もちろん。
私が悪いのは百も承知です。
あっちだって仕事だから仕方ないのも
もっちろん、理解済み。

その上で……



バッカじゃないの?
もっと他にやることあろうがってのは
みんなが言うし思ってるから
分かっててやってるンでしょうけど


そんなしょーーーーーっもない仕事して
何が自分の誇りになるんですか?
てゆかてゆか
そんな事ばっかりやってて
どうやってその仕事の
モチベーション保ってるんですか?
マジで感心する。
私には到底無理。
決算前の稼ぎ時ってか(笑)
お利口さんですね。


人から絶対感謝されない仕事。
ド底辺の典型。
ねずみ捕り。ですもんね。


しょーーーーーっもない。



……もちろん、私が完全に悪いですが。


でもさ、情状酌量とかないの?
私だってそうだったけど
一時停止はしてたわ、そりゃ
若干タイヤが廻ってたと言えどよ!
私なりにはしてたつもり!
つもりですよつもり!!
でもさ、それで誰か死ぬわけ?
すこーしタイヤが動いてたんでね、、
で、誰が死ぬんですか?アリ?


人によってはマジで
仕方ない時ない?
私は次男が保育園の帰りで
ミルクの時間が到底遅れて
お腹すいたと泣いていたから
焦ってたってのは、ある。
早くご飯をあげたい!!!
泣き止ませてあげたい!!
その一心だったさ。


結局バカみたいに捕まって
更に20分ほど遅れて。

「なんか急いでたんですかねえ」
って女の警察に声かけられて
見ればわかんだろうが、と思ったけど
黙々と免許証渡して。


金はせがまれるし
違反者講習受けないかんくなるし
最低やわ。


人を不幸にする仕事の代表だよね。
実家に空き巣が入って物盗まれた時は
「泣き寝入りしかないですね、窃盗の犯人自己破産してるンで」
って1ミリも動いてくれなかったし
落ちてた財布を届けた時は
私は臨月で身体がきつかったから
その日は交番に行けず
次の日朝一番で夫に送ってもらって届けたら
「なんですぐ届けないの?届けられなかった理由があるの??」
と詰問され、挙げ句30分くらい根掘り葉掘りと質問責め。


ああ、届けるんじゃなかった。
見て見ぬふりしとけば良かったな、と後悔。




いい事してても
何も見てないし
善良な市民をどんどん敵に回す仕事。


息子はパトカーが大好きで
カッコイイカッコイイと言うけれど
私はやっぱり息子達には
人に喜ばれ
温かく感謝される仕事をして欲しいから


絶対にあの仕事だけは、させない。




もちろんもちろんもちろん
私が悪いのは百も承知で
胸糞悪い最低な日になりました。


もう協力しないし知らない。


子供たちのために変わらず
安全な運転だけは心掛けながら
ハートだけはゴールドで
これからも頑張りまーす。



元優良ドライバーより。笑笑





【出産報告と記録】帝王切開にて2人目を出産しました!

2020-04-27 08:29:00 | 日記
【出産記録】

4月16日 16:56
2785gの赤ん坊 爆誕。



長男を保育園に預けて
10:30に夫と産婦人科へ。

新型コロナウイルスの影響で夫は玄関まで。
私は一人、検尿・血圧測定・体重測定。
12㌔増にて終結…


今日は妙に患者さんが多い。
座る場所の確保も大変。
昨日最後の妊婦健診はがら空きだったのに。
私はラッキーだったのね。
と、座る場所を探しながら思う。


その後、消毒のため内診室に案内され膣内洗浄。
茶色い消毒液で下着汚れる。


直ぐに診察室に呼ばれ、夫も来た。
改めて帝王切開のリスク等の説明があり
ここで夫とさようなら。
私は助産師さんと2階のロビーへ。


「今日だけで6人退院。昨日は9人退院。少し静かよ(笑)」
「今やびまるさんの部屋は掃除中だから先に色々しちゃおっか」


沢山の助産師さんと御挨拶。
こっちはみーんな覚えてるけど
助産師さんはふりだし顔。
そりゃそうだ。


分娩室に案内される。
「先に浣腸するね(笑)五分は耐えてね」
え…五分は無理。

「ゆーっくり入れるから1分は稼ぐ!4分は耐えて」

ぬーーーーん、厳しい…
結果、3分でギブアップ(ダメじゃん)!


ゆっくり御手洗を済ませてシャワールームへ。
うわ、なんか嫌に懐かしい。
陣痛に耐えながら
シャワーを浴びなければならなかった
長男の出産を思い出した。

『ここ、前回のとこと一緒ですか?』
「ここは出産を控えたママが入るシャワー室よ、あー前回もここかもね!」


うわー、なんか…嫌やわぁ。
辛かった記憶が一気に舞い戻ってくる。

「ゆっくりどーぞ」

でも今回は陣痛も来てないし
楽しんで入ってやるぜ☆と
気持ちを切り替えてシャワーを回すと…
ボディシャワー(身体の方にあたる奴)が
冷たく出てきた!
ヒャッホゥ(  ᷇࿀ ᷆ و)و


それからまーーー
ゆったりゆったりシャワーを堪能。
気持ちいいなーホントお風呂、最高。


HOUSE OF ROSEのボディソープは
シトラスの良い香り。
これ今度買おー…
なんて思いながらおしまい。
鏡を見て
少しだけま新しい妊娠線を増やした
真ん丸なお腹に目をやる。



『今日、逢えるね』



シャワーを終えて
また分娩室に戻ると
違う助産師さんが部屋を案内してくれた。
202-1
帝王切開だから
最初は必ず手術室から程近い相部屋だ。
長男の時もここだった。
なんだか嬉しい。


「モニターと点滴いきますからね。13:30くらいかな。それまでのんびりしててね」

時計を見ると11:51の文字。
ああ、これはゲーム出来ますやん。
その前にもう一度御手洗〜(苦笑)
部屋を出たら、唐揚げのいい匂い。

辛いぞ。
絶賛絶食中のやびまるには辛すぎるぞ。

戻ってきてため息をひとつ。
本当に今日出産なのかしら。
昨日32週くらいじゃなかったっけ?
本当に?なーんて無意味な思考を巡らせてみる。
そうする事で気持ちを高めてみたかった。


5個もある鞄の中から
ガサゴソと取り出したのはまず
延長コード。

これは前回の出産で学んだ事。
とにかく手術後は動けない。
手元にケータイ、iPad、パソコン…
とにかく電気供給が欲しいのだ。
全てセットしてベッドに座る。
うん、完璧。

そして膝の上にiPadを置き
テラスハウスを観ながら
ケータイでガーデンスケイプを起動する。
夢中でパズルをしていたら
もう助産師さんが来た。

「大丈夫?怖くない?笑笑」

えー、怖いですよ(笑)
なんて雑談しながら太い点滴の針をブシュッ。
私は元来、針を刺されるところを見ることが出来ない。
今回もバッチリ天井を見ている間に刺してもらった。

「あ、いかん。ちょっと、あー」
え、なになに?
ちらっと見ると私の腕が血でいっぱい。

ギョッ!
「ベッドが血だらけだ、ごめんね。ちょっと待ってねー」
ふきふき。
「この点滴は明日までお友達だから仲良くしてね」
ふきふき。
すごい、やたらシーツの血を拭いてる。
「血ってね、〇〇(ごめん忘れた)で拭くと取れるのよ」
ふきふきふきふき。
面白い助産師さん。
ふと名札に目をやると
看護師さんだった(笑)←どっちでもいい


モニター、お腹にペチッ。
ドゴンっ!デゴチッ…デゴチッ…デゴチッ…(伶くんの心拍音)
何度聞いても可愛い音だ。


『この点滴ってなんですか?』
「あ、これ?水分補給〜!」
「私もね、去年手術したんだけどさ、点滴かと思ったらOS-1口から飲めって言われて!点滴の方が楽よね、勝手に脱水防止してくれるから。飲むのって結構辛いよ!ははは!では」

やっぱり面白い看護師さんだ。


モニターを付けながら動画を撮る。
そしてまたゲームをしようとしたら妹から
「かまいたちチャンネル観て!(4、5回目)」
と言われて中断。
動画を見て1人で笑う。

その間も生理痛みたいなのがズンズンくる。
30分ほどモニターを付けて、おしまい。

『お腹、痛いです』

看護師さんに言うと

「浣腸したからね。赤ちゃんにはストレスなのよね。それでもう出たいなーって思わせるのよ(笑)でなきゃお母さんのお腹の中が気持ちいいに決まってる。そんなの出てきたくないじゃん?」

なるほど。しかし痛いものだ。


「次来る時はもう、お迎えよ(笑)覚悟はいい?」

時計を見ると14時。
まだまだ、ある。と余裕すら感じた。


Netflixをバチェラーに切り替えてまたゲーム。
異常に眠い。

そうか
昨日は23:30に寝て2時に起きて
1人でリビングに降りて
朝までドキュメンタルを観てた。
落ち着かなかったもんね。
そりゃ眠いはずだわ。
うーん、なんならこのまま寝てしまおうか。

ウトウト…とし始めた時
「やびまるさーん!準備始めますね」
なんだかイキナリ騒がしくなった。

手術着の看護師さんやらなんやら
バタバタしてる。
ここでやっと、ゴクリ…
あ、私本日出産ですね。と確信した。(遅いわ)

色んな人を目で追ってると
すぐ時間がやってきた。

「それでは向かいましょう」
点滴を引っ張られながら手術室まで歩く。

途中で他の助産師さんとすれ違う。
「頑張ってね!!!」
あぁ、良い人。好き。

手術室に入ると助産師さんの中でも
好印象の方が出迎えてくれた。
「やびまるさん。赤ちゃん、私が取り上げます。宜しくね!」

「それではまずは下着を脱いで。それからハイ、羽織も。」
完全なる裸。
でもこの期に及んで恥ずかしいとかは一切ない。

「仰向けに寝ましょう。心拍聞きます、はいOK。尿管刺します、痛いよー力抜いて!力!抜いて!」
フユーーーー。
深呼吸するも、しっかり激痛。


痛いし気持ち悪い。うぐぐ。
「左向きましょう。麻酔科医の先生が来られたら背中に処置していきますからね」
こっからめちゃくちゃ長い。

全然先生、来ないの(笑)

尿管刺さってるから足の置き場もわかんなくて
なんか足突っ張ってるから疲れるし
緊張してるしさっきから妙に眠いし!!


その間も助産師さん達の
賑やかな談笑が飛び交う。
「今日すごいね!みんな苗字に山がつくね!あはははは」
「そんな偶然ある?凄いね!」
「やびまるさん、もってるねー!」
よく分かんないけど一緒に笑ってみせた。

体感で30分くらい経って先生が来た。

「お待たせねー!それでは頭をここに置いて。おへそ見て、そう。丸くなるよー。消毒しーます」
カチャカチャ塗り塗り。
「はい、痛み止めからいきます、チクッとするよ」
ぢぐっ

いや、まだ余裕。
「はい、次に管を入れていきますね、痛いよ、危ないから決して仰け反らないでね」
ぶぢゅっっっつつ
ぬわぁああああああああん(なんか背中で拡がってく感じの激痛)

ゴーーーーー痛いーーーー!!!

思わず助産師さんにしがみつく。

ハァハァ…でも、まだ余裕。

「はい、も少し痛いよーチクーーーッ」
ノフーーーーー!!
この辺りからなんか変な気分になってきた。

「やびまるさーん」
…ん?目の前に担当の先生らしき人。
(メガネ外してるから声で認識)

「頑張ったね、あとは可愛い赤ちゃんに会うだけね」
先生って本当良い人。好き。

気付いたら周りに沢山、助産師さんや看護師さん。
そして理事長先生が来た。

「やびまるさーんガンバリマショー」
カタコトの理事長先生が定位置につく。
執刀医は担当医の先生、補助が理事長先生のようだ。

麻酔が効いてるかなんか塗り塗りされながら
「ここは?冷たい?痛い?」
と何度か聞かれた。
部分麻酔だから下半身だけ変な感覚だ。
はい、大丈夫です。
感覚を慎重に応えてゆく。


……と、なぜかここから記憶が無い。



「……さーん。やびまるさーーーん」
「赤ちゃん、産まれましたよーーー」




はぁぁあああああ?!?!

え、待ってマジで?!
産声も聞いてないし、えってかなんで私寝てんの?!?


「えっ?えっ?!えっ!」

そうとう焦った。
本当に全く記憶が無いのだ。

『え、もう赤ちゃん……』
「あはははは、もう産まれたよ!男の子!おめでとう」
『ちょっと待って、私寝ちゃいました?!』
「うん、寝ちゃいましたね(笑)」


えーーーーー


麻酔が効いたからでもなく、ただただ睡眠不足がゆえに気持ちよくなって1番大事なタイミングで私、爆睡してしまいました。


「あはは(笑)まあまあ!落ち込まないで!今からあと処置入るねー」


唖然としていると
何故か他の先生も入ってきた。
産婦人科の先生が勢揃いだ。

『お!なんか贅沢ですね、わたし』
と意味不明なことを言ったことだけは覚えてる。


先生たちは私のお腹を縫いながら
『え、10万円入ったらどうしますー?』
『ソウネー、使い道コマルネー』
『外食に使いましょうか、経済を回さなきゃねHAHAHA』

もうめっちゃくちゃ談笑してる。
新型コロナウイルスの支援は
国民1人に10万円で決まった感じなのだろうか?
と思いながら助産師さんに以前
理事長先生をデパートで見た事
寝てしまって悲しい事
この後どうなるのかを一生懸命話していた。


そしてカラカラに乗せられて部屋に戻ってくると、夫がいた。

「やびまるちゃーーーん、おめでとうー」
嬉しくて色々話した。
痒い鼻もかいてもらった。

そしてここから、地獄の後陣痛が始まるんだけどこれはまた次の機会に。







生後20日を迎えて

2018-07-08 20:21:33 | 日記



こんばんは、やびまるです。



想像以上に
1ミクロンの余裕もなくて
ブログを書く時間もなくて
そもそも想いを馳せる時間もなくて
今に至ります


こんなに育児って大変なんだって
めちゃくちゃ驚いてますし
世の中のお母さんを心から尊敬します。


こんな経験をさせてもらう日が来るなんて
本当にまだまだ実感が湧いていません。



お母さんになって、20日。
早かったか遅かったかと聞かれると
それすら分からないくらい
一生懸命過ごした20日。


とにかく毎日が勉強で
正直涙を流さない日はまだありません。



病院にいる頃は
とにかく早く退院したくて
毎日指折り数えて過ごしました。


気付けば友達も沢山出来て
そういう意味では
寂しくはなかった病院生活だけど
やっぱり息子と二人きり
とくに初めての夜はとても不安でした。


夫に帰って欲しくなくて
1分でも1秒でも長く居て欲しくて
だけど病院側の21時面会終了という
ルールに従わなくてはならず
21時ギリギリまで部屋にいて
時間になったら病院の階段のところまで
息子を抱っこしたままついていって
夫の車が見えなくなるまで
病院の窓から毎夜見送りました。



夜中も時間関係なく
息子は起きてミルクをせがむので
テレビを付けて時間がわかるようにして
ふにゃぁ〜と泣き声がしたら
どんなに眠くても俊速で起きて(笑)
下のフロアまで降りていき
授乳室で出ない母乳を絞り出して
30分も1時間も
息子に授乳を頑張りました。



みーんな寝静まる夜中の病院で
産婦人科だからいっぱいママがいるはずなのに
いつも一人で授乳室にいたように思います。


赤ちゃんの声も他の部屋から
全然聞こえてこなかったなぁ…

今考えたら
聞こうとしなかったのかもしれないですね。





とにかく孤独でした。

4時の授乳なんかは
夫も100%で寝てるし
テレビも通販ばっかりで
明らかに収録の映像が
どのチャンネルも流れてると

今、この世界に
独りぼっちなんじゃないかと
錯覚しては震えました。



朝が来て授乳をして
ご飯を食べてまた授乳をして
助産師さんに呼ばれて…と
勿論自分の時間は殆どなくて
日中は家族が来てくれたり
夜は消灯まで必ず夫が来てくれたりで
睡眠をとることもなかったので
余計に夜中は寂しいやら眠たいやら…


今思い出しても
胸が苦しくなるような
そんな気持ちです。


1日の長さにも驚きましたが
終わりは必ず来るってのは本当で
退院の日がやってきました。



退院の日は
とにかくワクワクしていて
朝からご機嫌でお風呂に入り
知らない妊婦さんにも話しかけ
夫のお迎えが楽しみで楽しみで
息子と二人、ルンルンでした。


10時過ぎにお迎えが来て
11時が退院の時間だったので
そこまでに入院費を精算し
車に乗ってまずは
私の実家に帰る前に自宅に連れてってもらいました。



愛すべきワンコたちと
早く再会したかったのです。



陣痛が始まってから
一切の余裕がなくなってしまって
ワンコロたちにも
全然構ってあげられなかったから
退院の日は自宅にまず帰って
いっぱい撫でてあげよう!
そうおもっていました。



自宅に着くと夫が玄関に
[ようこそ!息子くん!おかえり、ママ]
という垂れ幕?をかけてくれていて
可愛いお花がリビングに飾ってありました。


愛に溢れる我が家。


帰ってきた…
出産を終えて、帰ってきたんだ…



そう思ったのもつかの間
ワンコロたちの激しい寵愛が
待ち構えていました



息子を抱っこしてた私は
ワンコロたちが
ピギャァァアアアアアアア
喜び飛びつく様に驚いてしまって
パニック



すぐさまワンコロたちは
新しい家族の存在に気づいて
ギャン鳴き


これには精神的に参ってしまって
自宅に帰ってすぐ
ワンコたちを怒ってしまいました



ずーーーっと楽しみに待っていてくれた
ワンコたち。
私もずーーーっと逢いたかったのに
息子も守らなければいけないし
何よりまだ外界に全然慣れてない私は
パニックを起こして
よりにもよって
愛するワンコロたちを怒ってしまったのです



その後涙が止まらなくなって
せっかく自宅に帰ったのに
ずっと泣いてしまいました。


それから私の実家に送ってもらい
私は平日、最強に頼りになる母の元で
息子と自分の体調回復に努めました。


母を筆頭に
父や弟妹、祖母、実家のワンコのお陰で
ゆっくり体の調子も整えながら
夜泣きギャン泣き謎泣きオンパレードの息子と
退院後の日々を過ごしました。



助産師がいないところで
赤ちゃんのお世話なんて出来るのかな、と
不安だったけど
母が助産師さん以上の働きと安心感をくれて
実家に帰れる環境にいる自分は
改めて物凄く幸せだと感じました。



2週間経って
一昨日、自宅に帰ってきました。



最初はやっぱり
ワンコロたちの激しい寵愛に
心も体も疲弊したけれど
夫の献身的なサポートのお陰で
ワンコロたちとも無事に
ただいまを交わすことができました。



ただ…
帰宅したその日は
不安となんとも言えない気持ちで
涙が止まらず
夫をとても心配させました。


これから夫婦二人で
この子をちゃんと育てていけるのか
この先、大丈夫だろうか
この子は幸せだろうか


まだまだ自問自答の日々ですが
ゆっくりゆっくり一歩ずつ
親にさせてもらってます。



他にもちょっとしたことで
物凄く不安になって
その度に夫と話し合いをしています。



うんちが出ていない
ミルクの温度が分からない
ミルクの回数
眠れない
息子の呼吸の仕方が心配
ワンコロたちの心が心配
夫が頑張り過ぎて心配



その度に、大丈夫大丈夫と
大きな心で包んでくれる夫に
何度も何度も感謝しています。



実家から自宅に帰るだけで
こんなに不安で
しっかりしなきゃと言い聞かせては
涙が出る毎日ですが

世の中のお母さんたちはみんな
こんな風に、厭寧ろもっと
大変な方もいるわけで
でもみーーーんな頑張ってるから。



何より息子は
私たちがしっかり育てなきゃ
生きていけないわけですから。



私たちを選んでこの世に産まれてくれた息子を
しっかり包んでいこうと思います。




いつか5時間くらい
何にも考えずに
ガッツリ寝られる日が来ますように…




愛する家族のために。
愛する家族とともに。



今日も頑張っています。