芸術学校の付属団体である混声合唱団、リジョイス、ウィンドには、練習会場もコンサート会場としての市民会館も使用料100％減免を

　27日の予算に対する総括質疑では、芸術学校からの独立を余儀なくされる事実上の付属団体であるおおた混声合唱団、管弦楽団リジョイス、ウィンドオーケストラの練習会場やコンサート会場としての市民会館の使用料100％減免を求めました。

社会教育団体への登録で練習会場100％減免に
市民会館は50％減免

　練習会場は社会教育団体に登録すれば使用料は100％減免になるはずですが、コンサート本番の市民会館の使用料は社会教育団体に登録して50％減免とされています。しかし50％減免でも実はかなり大変だとされます。

　市芸術学校から独立を余儀なくされた混声合唱団やリジョイス、ウィンドなど三団体は、市の芸術学校の事実上の付属団体として活動し市の芸術文化振興を担ってきました。

市と共催なら市民会館も100％減免

　三団体が社会教育団体として登録したうえでの市と共催のコンサートなら、市民会館は使用料100％減免が可能です。市が共催できるコンサートを模索しながら、100％減免の道を三団体の意向も聞きながら、ともに模索すべきと求めた私に市長は、今でも三団体を応援したい気持ちは変わらないが、条例があり共催は難しいと答弁。

条例
市長が認めれば100％減免も可能

　条例では、市長が特に必要と認めた場合は市民会館の使用料100％減免は可能であると私は指摘。市は別の外部団体であるオーケストラには今月も委託してコンサートを開催しています。

専門家から高い評価

　専門家から極めて高い評価を受けている三団体と市の共催コンサート、市が三団体へのコンサート委託など100％減免の可能性があることも指摘しました。

自治体による積極的支援の事例は多数ある

　「アマチュア団体がスポンサーや広告なしに会場を借りて大きな演奏会をするのは難しい」「通常はそうした団体に市が全面的に援助することで、その市の文化レベルの維持・向上が図られる」と指摘する専門家の声も紹介。

　練習会場や楽器、本番会場の貸し出し、市職員のスタッフとしての協力が必要とされ、札幌市、弘前市、上総市、佐渡市、浜松市、出雲市など多くの市がアマチュアの合唱団やオーケストラを積極的に支援している事例も紹介。

　太田市のやり方を見習い頑張っている市もあるとされます。群馬県内でも太田市は群を抜いて芸術文化が発展してきたと思うとの前橋市の複数の音楽指導者の評価も紹介。

　しかし市長は、三団体との共催による市民会館使用料100％減免は明言しませんでした。しかしまだ諦めることはできません。引き続き三団体と一緒に頑張ります。