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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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藪塚本町歴史民俗資料館 老朽化を理由に閉館へ

2021年02月14日 | 市議会・市政ニュース



市議団news/No9/2021年2月21日号

 太田市は薮塚本町歴史民俗資料館も閉館する方針です。閉館の理由は、老朽化やエレベーターがないこと、1階事務室以外にエアコンがないこと、エレベーターやエアコンの設置など改修費用を除き、今後の運営に必要な予算が年500万円ほどかかることとされます。

整備もせず議会にも報告せず閉館方針

 しかし老朽化やエアコン、エレベーターの未設置は、それらを改修・整備してこなかった市の責任です。

 同資料館は、米沢町にある石田川式土器の標識土器を一括収蔵していることで全国的に有名。石田川式土器は東日本の古墳時代前期を代表する土器と位置付けられ、東日本最大の天神山古墳出現を考える基礎資料ともなっています。縄文時代晩期の石之塔遺跡や群馬県では貴重な陶棺も収蔵されています。

 市は、スタンプラリー以外での来館者数の増加は見込めないとしています。しかし2013年の企画展「せいぞろいオクマン山古墳のハニワ」では、スタンプラリー以外の4月から6月に614人が来館。16年のスタンプラリーにあわせたミニ企画展「遺作でたどる歌人大槻三好の生涯」には、7月から10月に2242人が来館しています。

 「東毛考古学サークルはにわの会(小保方紀久会長)」は1月21日、同資料館の存続を求める陳情を市長、教育長、議長に提出。2月9日の議会運営委員会(議運)では水野正己市議が、この陳情を受け止め、所管の市議会市民文教委員会で市に存続を求めるべきと主張しました。

 議運では、議会に一度も報告がなかったことから、委員会で市文化財課に説明を求めることで一致しました。



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