11月12日(日)に開かれたおおた混声合唱団、おおた管弦楽団「リジョイス」共演のメサイア演奏会
太田市が設置し市文化スポーツ振興財団が運営する芸術学校の事実上の付属団体であるおおた混声合唱団やおおたウィンドオーケストラ、おおた管弦楽団「リジョイス」について、来期からは、おおた混声合唱団は、芸術学校として団員を募集せず、今の練習場所である芸術学校新田校も使えない、財団として合唱団の演奏会も行わない、参加費などの入金も財団は受けないなどと通知されたと相談がありました。
おおた混声合唱団は、2001年の国民文化祭で結成されたオーケストラ合唱団を地元に根付かせる目的で2002年に設立されました。おおたウィンドオーケストラは2002年設立、おおた管弦楽団「リジョイス」は2011年の設立です。
通知されたのは11月9日。すでに来年度分の参加費を振り込んだ団員もいる中で、3団体を切り離す、つまり独立、解散を余儀なくされるような仕打ちであり、断じて認められません。おおた混声合唱団は芸術学校が団員を募集して2002年に結成され、その後も芸術学校が毎年団員を募集して活動してきたものです。
総合計画にも矛盾
市総合計画(前期行動計画4年間)(2017年度~2020年度)には、「芸術学校などを通じ、子どもたちが音楽・演劇に関する高水準の教育を受けられる環境づくりや付属団体の公演、一般団体(おおた混声合唱団など)の活動支援等を行っています。これらの活動をさらに推し進める」とあります。
そして後期行動計画4年間(2021年度~2024年度)では、「芸術学校は他に類を見ない本市の特徴的な取り組みであり、芸術文化に親しみ心豊かなまちづくりへの寄与が図れるよう、活動の“維持”に努めていく」とあります。
20年間の取り組みを自ら否定する
12日はおおた混声合唱団と同じ事実上の付属団体であるおおた管弦楽団「リジョイス」共演のメサイア演奏会を聴きましたが、聴き入りましたし見入りました。そして心が洗われた気持ちになりました。混声合唱団はこの21年間、芸術学校の事実上の付属団体として、芸術学校の事業の一端を担う活動してきました。にもかかわらず、いきなり独立、解散を余儀なくされるような仕打ちはすることは認められません。この21年間の市の取り組みを自ら否定することにもなります。
おおたウィンドオーケストラやおおた管弦楽団「リジョイス」も来期からは、おおた混声合唱団と同様の扱いになるとされてます。
12月議会では、芸術学校の事実上の付属団体である3団体を芸術学校から切り離す、つまり独立、事実上解散に追い込むような計画の撤回を求めます。
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