本日、3月26日付「しんぶん赤旗」の記事を紹介します。
日本共産党の山下芳生議員は25日の参院総務委員会で、死別や離別によってシングルマザーになった女性に適用される寡婦控除(所得控除)が「非婚の母」に適用されないのは不合理だとして、法改正を待たずに「寡婦」と見なして適用するよう求めました。
(写真)質問する山下芳生議員=25日、参院総務委
●非婚の母に所得控除を/山下議員 寡婦見なし適用求める/しんぶん赤旗/2013年3月26日(火)
山下氏は、日弁連が見なし適用を求める要望書を提出していることを紹介したうえで、「非婚の母」が受ける経済的な不利益を強調。
年収201万円ほどの沖縄県那覇市在住の非婚の母・Bさんの場合、控除がないため年間31万3千円も負担が重くなることなどを示して「同じ母子世帯でも婚姻歴があるか否かだけで差別を受け、経済的にいっそう追い込まれる」と指摘しました。
山下氏は、子どもの被害も大きく、親世代の経済格差が子ども世代にも再生産されると強調。岡山市、千葉市、札幌市などの政令市では寡婦控除を見なし適用し、保育料の減免措置を自治体負担で行っていることを示し、国が財政支援し、適用を促すよう提案しました。
新藤義孝総務相は「実情を知れば、お気の毒という思いはある。実態を把握してみたい」としながらも、「まず自治体や各省が支援制度を設けたりして適切な対応ができるよう期待する」と答えました。
(以上が記事)
山下議員が税制による差別と矛盾の是正を求めたにもかかわらず、「まず自治体や各省が支援制度を設けたりして適切な対応ができるよう期待する」とは、税の担当大臣として新藤総務相の答弁は、あまにも無責任きわまりないものです。
みなさん。
不当な差別をあらためさせるため、日本共産党とご一緒に力をあわせましょう!
もちろん私も、太田市として自治体単独による寡婦控除の見なし適用を実施し、税制による差別を一定程度でも是正できるよう力をつくします。
●未婚の母に対する不当な差別に関するブログ記事/水野正己のブログ
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