●市議団news/No3/2020年1月26日号
●太田市議会・議会中継のページ
議会での質問や討論の録画映像が見られます。
石井市議の質問実る
市は4月から、1人暮らしで移動手段のない高齢者を対象に、通院支援として月1往復の利用が可能なタクシー券を交付(年24枚)し、買物支援として週1回の利用が可能な相乗りタクシー(無料)を運行する計画です。おうかがい市バスは対象者を70歳以上で徒歩以外に移動手段のない人に変更。現行のバス停方式を改め、自宅から公共施設や医療機関、商業店舗まで乗れる「ドア・ツー・ドア」方式で運行する計画です。料金など詳細は4月までに決定するとされます。
日本共産党はこの間、高齢者タクシー券の交付や公共バスの充実などを重ねて求めて来ましたが、4月の市議選で初当選を果たした石井ひろみつ市議の6月議会での質問が実ったことになり、一歩前進と言えます。
対象者を限定・縮小
玄関まで来るといっても
今と同じ距離までしかバスが入れない
課題も残ります。
タクシー券の対象は70以上の一人暮らし高齢者に限定され、交付も年24枚、利用も医療機関への月一往復だけとされます。
乗り合いタクシーも対象者は70歳以上の一人暮らし高齢者に限定し、利用は週1往復の買い物に限定とされます。
おうかがい市バスも対象者を70歳以上に限定し、料金は今の100円から、地区内200円、地区外300円(いずれも1回の乗車料金)に上がるとされます。
おうかがい市バスは玄関前まで来るとされますが、公営住宅に住む人の場合は、今のバス停と同程度の距離の場所までしかバスが入れないケースがかなりあると思われます。玄関前が入居者の駐車場となっていて、バスが公営住宅の敷地や駐車場の外までしか来れず、そこから玄関までの距離が今のバス停までの距離と変わらないケースが多いの現状だからです。
二人以上の世帯の人で徒歩以外に移動手段がない人は、一人暮らしの人と移動手段・公共交通という点では条件は変わりません。
今の70歳未満のおうかがい市バスの利用者が4月から利用できなくなる問題も解決しなければなりません。公共交通は試行錯誤の連続ですが、"クルマがなくても暮らせるまちづくり"に向けて、利用しやすい便利な公共交通にするため、引き続き頑張ります。
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