明日に向かって-JCP GUNMA OTA

日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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派遣切りは自己責任ではない

2009年10月24日 | 雇用

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  今日10月24日(土)は、夕方から「しんぶん赤旗」記者の取材に同行しました。
  取材したのは、今年1月に派遣切りにあい、6月からおおた派遣村をとおして私が相談
を受けていた男性(44歳)です。

契約期間中に解雇

  この男性は市内の派遣会社から、やはり市内の自動車部品製造業の会社(富士重工の下請)に派遣され、雇用契約は今年の4月までとなっていましたが、契約期間を3ヵ月残
した今年1月末、「同意書」を交わして解雇されました。

  最後の失業給付を受け取った7月から、市の緊急雇用創出基金事業(全額国庫負担)に
よって、市の臨時職員として12月までの6ヵ月契約で働いています。

このままでは仕事も家も失う
  
  契約が切れる12月以降の仕事は現在まで見つかっておらず、12月25日で解雇されます
が、雇用保険は受給資格に5日たりません。緊急離職者支援で入居した市営住宅も契約が
切れる来年2月末には退去するよう市から通知が届いています。

  この男性から相談を受けたときに私は、市の臨時雇用の継続と少なくとも失業給付の受給条件を満たすための雇用継続、市営住宅の入居継続などを市に求めること、万が一
の場合でも、絶対に路頭に迷わせるようなことはしないことを約束しました。

  市は私の求めにたいして検討することを約束していますが、現在まで結論は出ていま
せん。

  この男性は、いまの仕事を解雇されるまで2ヵ月しか残っていないのに次の仕事が見つからず、失業給付も受け取れず、市営住宅も出なければならないことが一番つらいと話
します。

正社員として働きたい

  記者から「いま一番望むことはなんですか」と聞かれて、「早く景気が回復して、家
を失う心配をしないでまた働けるようになることです」と答えます。
  さらに「できれば安定した正社員として、また製造業で働きたいですが、たぶん正社
員の仕事は自分の年ではまず見つからないと思います」と話します。

失業者を苦しめる
“自己責任論”


  「簡単にクビを切れる派遣労働を製造業にまで拡大するなど雇用を破壊してきたのは自民党政治ですが、どう思いますか」と記者から聞かれた男性は、「いまから考えると、自分が28歳のときに、それまで正社員として働いていた工場を自分からやめたのが浅
はかでした」と答えます。

  「いま正社員の仕事はもちろん、派遣の仕事さえ見つからないことをどう思いますか」と記者から聞かれた男性は「やっぱり自分があのとき(28歳のとき)やめたのが悪か
ったんだと思います」と答えます。

  「そんなに自分を責める必要はないんですよ」と、たまりかねて私が話すと、「でもあのとき(28歳のとき)自分が正社員の仕事をやめなければこんな苦労はしなくてもす
んだんだと思います」と繰り返します。

雇用破壊は政治の責任

  記者は「共産党は『雇用は正社員があたり前』のルールをつくろうとしています」と
語りかけます。

  私は「企業は必要だから人を雇うし、雇うときは『正社員があたり前』が以前は『あたり前のルール』でした。これは、簡単にクビを切れないように正社員として雇うことが『あたり前』だったからです。だから派遣法も以前は製造業への派遣は禁止していたのです。派遣法の改悪がなければ、いまのような派遣切りの横行もなく、なにより派遣
でしか働けないという事態も起こらなかったのです」と話しました。

  男性はようやく、「本当にそうなんでしょうか」と言いました。

  いま社会に蔓延している「自己責任論」は、雇用の問題でも、ここまで労働者・失業者を追い詰め、苦しめているのだと痛いほど実感しました。

ただちに
“まともな雇用のルール”を

  ただちに派遣法を改正することとあわせて、“雇用は正社員があたり前”の“人間らしい、まともな働くルール”を一刻も早くつくらなければなりません。



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