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明日11月1日は秩父事件(ちちぶじけん)蜂起の日とされます。
この事件は、2004年に正確な“史実”にもとづいて「草の乱」として映画化されています。
映画化されるまでの秩父事件は、当時の政府当局によって「『暴徒』の『暴動』による事件として、12人が死刑を宣告され、3千人あまりが懲役・科料となった」とされてきました。
『草の乱』製作委員会の提供資料では、「120年前の日本に凄いやつらがいた!」とし、事件の本質について以下のように記しています。
『草の乱』製作委員会
提供資料より(抜粋)
しかし、事実は自由民権運動と結び合い「圧政を変じて良性に改め、自由の世界と人民を安楽ならしむべし」と訴え、専制政府打倒を視野に入れた闘いであった。
勝ち負けを超えて戦わなければならないときがある。家族のため、仲間たちのため、そして未来のために・・・。
これは、120年前の日本で、そう信じて戦った「凄いやつら」の物語である。
歴史の闇に封印された事件の真実が、ついに明かされる時がきた!
(以上:同提供資料より抜粋)
なお、同提供資料では、秩父事件に蜂起した「困民党」は、税の軽減、高利貸しへの借金返済の据え置きなど4項目の要求を掲げ、略奪や女性への暴行を軍律5か条で厳しく禁じていたとされます。
私も『草の乱」は2004年に見ましたが、農民が無権利状態に置かれていた当時、自分たちの命を守るためには、“武装蜂起”しか手段がなかったことが分かります。
現代に生きる私たちは、“武装蜂起”などしなくても、選挙を通じて世の中を変えることができます。
ですから私たちは“武装蜂起”などとは、いっさい無縁の活動をしています。
しかし「困民党」をつくり秩父事件に蜂起した主人公たちの活動は、日本共産党の生い立ちから現在にいたる活動に通じるものがあると思います。
みなさんもぜひ、秩父事件について興味をおもちいただきたいと思います。
なお、『草の乱』はDVDもつくられています。ぜひごらんいただきたいと思います。
■参考ホームページ
秩父事件と『草の乱』については、こちらからご覧ください。
(株)兵庫県映画センター
(社)秩父観光協会吉田支部
(株)埼玉映画文化協会
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