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外来語とは漢語など古い時代に渡ってきたもの以外、比較的最近
海外から来た言葉の事を言います。外来が付く言葉は広辞苑では
外来語の他には
外来患者
外来魚
外来思想
外来種(元々その地域に在来でない生物)
が載っています。思ったより少ないですが、毛色の違った言葉と
して外来患者があるのは初めて知りました。そう言えば..とい
う感じです。病院では人間ドックの時などに、「外来と一緒に検
査です」などと良く言われるその外来は、単に外来という言葉を
使っているのではなく、外来患者と言う辞書にも載っている言葉
を略しているとは知りませんでした。まあ、外から来ると言う意
味で使っているのだと思いますが、何となく優しさが感じられな
い昔のお役所言葉に思えてしまいます。
外来語の中には新しい日本の漢字を当てているものがあります。
浪漫 ロマン
檸檬 レモン
螺子 ネジ
秋桜 コスモス
珈琲 コーヒー
倶楽部 クラブ
台風 タイフーン
台風など日本語そのものに思える言葉も明治以降に作られた外来
語に新しい漢字を当てた物です。
なかなかユニークで工夫されていると思います。しかし最近は外
来語の数も多く、ほとんどがカタカナ表記にされています。そう
いったカタカナの外来語の中でも非常によく使われる言葉があり
ます。システムという言葉です。
システム単独でも使われますが、ほとんどはシステムの前に何か
の言葉が付いて何々システムと言う言い方をします。例えば、
管理システム、情報システム、オンラインシステム、交通システ
ム、エコシステム、GPS、OS、太陽光発電システム、テレビ
会議システム、etc
挙げたらきりがないほどあると思います。
ただ、システムとは何かというとなかなか分かり難いものです。
日本語辞書の広辞苑では
「複数の要素が有機的に関係しあい、全体としてまとまった機
能を発揮している要素の集合体。組織。系統。仕組み。」
英英辞典では
system
「a group of related parts that work together as a whole
for a particular purpose」
となっていて、大体同じような意味になっています。
もともと日本には無い言葉、概念であり、辞書に言葉の意味は載
っていますが、システムの定義は完全に合意済み、といったもの
がまだ無いようです。システム工学ではシステムの定義は
「機能が異なる複数の要素が密接に関係しあうことで、全体とし
て多くの機能を発揮する集合体。」
だそうですが、どうも国語辞書とあまり大差は無いように思えま
す。何となく分かるのですが、よく考えると何なのかピンときま
せん。実例を挙げてみればもう少し明らかになると思います。こ
れについては来週書きたいと思います。
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