IT・技術開発その他いろいろ活用ブログ

ITや製品開発、その他役に立つかどうかは別にして、各種紹介や個人的な考え方、その他話題をつづって行きたいと思っています。

わかったつもり

2010年05月07日 | 生活
今日は本の紹介です。
書名は「わかったつもり」副題は「読解力がつかない本当の理由」
です。著者は西林克彦さん(2005年の出版当時、宮城教育大
の先生です)、出版社は光文社です。

昔から理解するということはどういうことか、何故わからないの
かということに興味を持っていたので、本屋さんで見つけたときに
買ってみました。本論は文章の読解力なので私の興味とは少々ず
れていますが、最初の部分は「わかる」ということの意味につい
て実例を挙げて説明していて、非常に面白い部分でした。

その中の例文としてブランスフォードとジョンソンの文が紹介さ
れています。著者本人の作で無いので紹介しても良いと思うので
すが、これから読む人の興味を削ぐことにもなるので別の例を挙
げてみます。

「押すことは簡単にできるが、押しすぎると思い通りにならない
 ことが多い。しかし押さないと何の結果も得られない。慣れる
 までは何度か試すことが必要かもしれない。慣れればものが違
 っても慌てることはあまり無くなってくる。」
 
これは勝手に作った文なので出来は良くないと思いますが雰囲気
は分かると思います。日本語としては分かる、分からない言葉は
無いと思いますが、ちょっと見に意味が分からないという状態だ
と思います。分かる人はすぐ分かると思いますが、分からない人
は少し考えて分かる場合とずーっと分からない場合があります。

本物はもっと出来が良く、納得できると思うので興味があれば
読んでみてください。

解答は次回に載せます。
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