日本の休日

今日は日本の今年最初の大型連休の２日目です（２９日から休みの
方は４日目ですが）。日本の祝日は多い方だと言われていますが、
いっぱい休んでいるという感覚はあまり無いのではないでしょうか？

年間で言えば日本人は働き過ぎだと良く言われます。他の国から
言われるのもどうかと思いますが、日本人から見てももっと休んだ
方が良いと思っている人は多いと思います。思いながら、つい頑張
ってしまうのは、これも良く国民性と言われますが、私は 単に
慣れの問題だと思います。

都合があってこの１年間、自由な時間の使い方をしてきましたが
（ただし暇になったわけで無く、家族、親戚、友人、知人その他の
関係で用事は多く結構忙しかったのですが）慣れてしまえばそれが
当たり前で、会社のように時間に縛られている方が、人生としては
効率が悪いと思えますし、何かを行うにしても自由時間が多い方が
集中度を高めて実践できます。これは余裕度の違いとものかもしれ
ませんが、単に長く続けるより短い時間集中した方が結果として、
よいものが早くこなせます。

と言うことで、個人的には日本も年間の見かけの労働時間はもっと
少なくした方が良いと感じるようになりました。
下記のデータはＯＥＣＤによる各国の２００８年の年間労働時間だ
そうです。

ギリシャ　　　　２１２０
ポーランド　　　１９６９
メキシコ　　　　１８９３
アメリカ　　　　１７９２
日本　　　　　　１７７２
イギリス　　　　１６５３
スウェーデン　 １６２５
フランス　　　　１５４２
ドイツ　　　　　　１４３２

発表されている全部ではありませんが、何となく分かるような気が
します。ギリシャは今経済問題で揺れていますが、いっぱい働いて
も苦しいというイメージで、ポーランドも失業率は高く、海外に
出稼ぎが多いと言われてます。ヨーロッパ先進国の労働時間の少な
さは予想通りですが、アメリカが日本より多いのは少し意外です。
ただし、日本の１７７２時間は怪しいもので土日、祝日、＋αで
年間１３０日休日があっても１日８時間で考えれば単純計算で年間
１８８０時間になります。実際にはサービス．．もあり得るので、
もっと多いのが実態だと思います。まあ、数字の出し方も国それぞ
れ都合があるかもしれませんし、実態は分かりませんが、自分で
実践した感覚から言えば、もっと休んだ方が能率は上がると思いま
す。物を作る作業で考えると時間が多くないと効率は落ちると考え
ますが、もともと日本は物に頼り過ぎで、物が多すぎます。物以外
に時間と金をかければ、精神的にももっと豊かになって経済ももっ
と発展出来るような気がします。

休日にこんな事を考えていました。