そろそろ誕生日が近付いてきました。
けっこう忘れるもんですね、
この歳になると?
しかし、
ありがたいことに、
まわりは覚えていてくれるものです。
先日、実家に帰ったら、
私の部屋のベッドの上に何やら包みが・・・
そっと開けてみると・・・
「いつもありがとう」と、
短い手紙付きの母からの誕生日プレゼントでした。
ありがとうは、私のセリフなのにね。
ってか、早すぎるわ!!
少し前に「冠婚葬祭で使う布のバッグが欲しい」と
ぽろっと言ったら、
それを準備してくれました。
若いころだったら・・・
いや、一緒に住んでたら今でも、
「こうゆうんじゃなくてさぁ!」とか、
「自分で好きなの買うからいいんだよ!」とか
傷つける言葉を平気で吐いていたかもしれないけど、
なんだろう、
決して趣味じゃないバッグだったけど、
本当になんだか気持がうれしくて、
素直に「ありがとう」が言えました。
お母さんってのは、なんだろうねぇ・・・
子どもは平気で暴言を吐くし、
悪態をつくし、恨んだり憎んだり、
好き勝手やりたおすのに、
どんなにひどいことしてきても、
ずーーーーーっと、
好きでいてくれるんだねぇ・・・
私はお母さんになれなかったから、
お母さんの苦しみは味わえないけど、
優しくされ続けることで、
自分をひどく反省したりすると、
誰に対しても優しくし続けることって、
実は、厳しくするのと同じくらい
相手に対しての愛を示すことなのかもしれないと、
ちょっと考え始めています。
優しいって、どうゆうことなのか、
それもまだわからないけどね・・・
誕生日って、いいね。
「おめでとう」って言ってもらえることで、
その思ってくれた気持ちに「ありがとう」を言えるし、
ひとりでこんなふうに自分の気持ちに向き合ってると、
照れくさくて言えないような言葉が、
文字だと残せたりする。
まだまだ苦しいこともいっぱいの人生だけど、
そろそろ「産んでくれてありがとう」と
ちゃんと伝える頃なのかもしれないなぁ・・・
根気よく面倒みてくれて、
ずっと愛してくれて、
ありがとう。
って、手遅れになる前に伝えよう。