幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

まつりといえば祇園饅頭

2012-07-14 | 甘いもの
1241年の博多。
承天寺の開祖が製法を中国から持ち帰ったもののひとつが酒饅頭という。
その二年後。同じ開祖『聖一国師』が、疫病を治めるために聖水を撒いた。
それが山笠のはじまりといわれている。

祇園饅頭を神棚に供えた後に食べ、厄払いをする習慣が博多にあるそうな。
山笠期間(7月1日~15日)の限定販売。
購入したのは石村萬盛堂。五個入りの袋は竹皮風で飾りも凝っている。

ふわっと酒の甘い香りが鼻を抜けていく。
さらりと控えめな漉し餡が下の上で解ける。
雨と暑さにうんざりの脳に、心地よく効く、卵サイズのすべやかな饅頭。

いよいよ明日は追い山。
廻り止め(ゴール地点)は、博多区須崎町の萬盛堂本店前である。
創業107年の同店二階で山笠の計時が行われている。
さあ、今夜は早く寝よう。

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