ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Rojar Goulart ロジャー・グラート 訪問

2019年11月13日 | スペインワイナリー2019
5軒目の訪問ワイナリー

アルト・ペネデス地方、サン・エステヴェ・セスロヴィレスにあるCAVAの生産者

「Rojar Goulart ロジャー・グラート」

Sales DirectorのDavid Pieraさんと醸造責任者のPedro Munoz Gomezさんによるご案内









創設者のジョセップ・カナルス氏が1882年スパークリングワインの生産を開始。この頃シャンパーニュと名乗っていたようですが、1986年名乗れなくなり、CAVAを名乗るようになりました。


地下セラーへの入口


日本語で記載したPPを使い、分かりやすく説明して下さいました。

使用しているぶどうの収穫時期


酒石酸について


澱とともに熟成




酵母の自己分解、炭酸ガスの溶解、泡の大きさの変化を示したもの




ルミアージュして瓶口に集められた澱








デゴルジュマンからドサージュ、打栓、ラベル貼り、出荷まで自動化ラインで行われていました。

自動化ラインの建物 1919年設立


7アイテムをテイスティング


ロジャー・グラートはヴィンテージ・カバしか生産していません。

Brut Reserva 2016
ティラージュ2017年2月 ドージュ8g/ℓ
チャレッロ40%、マカベオ30%、パレリャーダ30%
輸出多い

Brut Nature Reserva 2015
ドザージュ 0g/ℓ
チャレッロ50%、マカベオ30%、パレリャーダ20%
スペイン国内向多い

Extra Brut Gran Reserva 2013
チャレッロ35%、マカベオ35%、パレリャーダ30%

Gran Reserva 2008
チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ65%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ5%
2007年よりピノ・ノワール使用可

Coral Rose 2017
ドザージュ 8g/ℓ
ガルナッチャ70%、ピノ・ノワール30%

Brut Rose 2017
ガルナッチャ 70~80%、残りピノ・ノワール、モナストレル

Semi Seco Reserva 2017
ドザージュ 35g/ℓ
マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ

泡は現地で飲むのが一番美味しいと言われますが、本当にそうです!

Coral Rose 特に美味しかったです♪

しっかりご案内いただき、有り難うございました!

<メモ>
・1863年に事務所があるメインの建物が完成
・フルーツ栽培や貿易の仕事を行う。
・シャンパーニュの製法が伝わり、1872年よりこの地域でもスパークリングワインが造られるようになった。
・創設者のジョセップ・カルナスが1882年スパークリングワインの生産を開始。
・1986年シャンパーニュを名乗れなくなり、CAVAを名乗る(スペイン全体の問題)
・1970年代にロジャー・グラートがカルナスを買収
・2017年CVNEがロジャー・グラートを買収
・地下熟成庫 地下15m(スペース小)と地下30mにある。
 地下30mは全長1km
 地下15mまでは32段、30mまでは70段。
 常に14~15℃ 湿度85%
・瓶詰め 収穫翌年の1~2月に一斉に行う。
 スティルワインのストックはせず、全てミレジメとして瓶詰め。
・30~42ヶ月の瓶熟成
 ソフトな味わい、泡が細かくなる。
・マロラクティック発酵は行っていない。何年経ってもフレッシュさを残す。
・ボトリング工場の建物 1919年に完成
・年間生産量 約70万本
 内、80%輸出 輸出のほとんどが日本
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